5日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反発して始まりました。前日までの4日間で「970ドル」下げていたため、自律反発狙いの買いが先行しています。前日に2023年1~3月期決算を発表、1株利益が市場予想を上回ったスマートフォンのアップルの上昇も支えとなりました。
経営不安で株価が急落していた地域銀行のパックウエスト・バンコープ、ウエスタン・アライアンス・バンコーポレーションが反発して始まりました。連鎖破綻への警戒はくすぶるものの、相場全体の下げが続いていたため、一部の銘柄には値ごろ感が出たとみた買いが出ています。
朝方発表の4月の米雇用統計では、景気動向を映す非農業部門雇用者が前月比25万3000人増と、市場予想(18万人増)を大幅に上回りました。失業率も予想に反して、(3.4%)に低下しています。米景気悪化への過度な警戒が和らいだことも買いを促しています。
終値は5営業日ぶりに反発し、前日比546ドル64セント(1.7%)高の3万3674ドル38セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比269.015ポイント(2.2%)高の1万2235.413でした。
S&P500種は、前日比75.03ポイント (1.85%)高の4136.25でした。
4日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は4営業日続落で始まりました。米中堅金融機関の連鎖的な経営破綻が警戒され、重荷となり、米金融政策への不透明感も嫌気されています。
3日夕に身売りや増資などを検討している報じられた地域銀行の「パックウエスト・バンコープ」が急落し、経営の先行き不透明感から地銀の「ウエスタン・アライアンス・バンコーポレーション」や「ザイオンズ・バンコーポレーション」などにも売りが波及しています。ダウ平均の構成銘柄では「JPモルガン・チェース」や「ゴールドマン・サックス」など大手金融株も値を下げています。
米連邦準備理事会(FRB)は3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で利上げ打ち止めの可能性を示唆しています。一方、<パウエルFRB議長>は(FOMC)後の会見で追加利上げの可能性を排除せず、インフレ懸念を背景に早期の利下げは否定しています。(FRB)の利下げ転換が遅れ、米景気や企業業績を冷やすとの懸念が出ています。
終値は4営業日続落し、前日比286ドル50セント(0.86%)安の3万3127ドル74セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日続落し、前日比58.930ポイント(0.49%)安の1万1966.398でした。S&P500種は、前日比29.53 ポイント(0.72%)安の4061.22でした。
3日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は、午後に米連邦準備理事会(FRB)による米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、一進一退で始まりました。声明文など内容を見極めたいというムードが強く、積極的な売買が見送られています。
(FOMC)では(0.25%)の利上げを決めるとの見方が多く、朝発表の4月のADP全米雇用リポートでは非農業部門の雇用者数が前月比29万6000人増と、市場予想(13万3000人)を大幅に上回っています。声明文や<パウエルFRB議長>の記者会見で、今後の政策見通しをどう示すのかに注目が集まります。市場の一部には、インフレ圧力が根強い中で金融引き締め継続を示唆する発言への警戒もあります。
一方、「ファースト・パブリック銀行」の経営破綻で前日に急落した地銀株の一角には買いが入っています。地銀の経営破綻が広がることへの懸念は残るものの、過度な警戒が和らぎ、主力銘柄に買いが先行しています。
米連邦準備理事会(FRB)は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で(0.25%)の利上げを決めました。<パウエル議長>の記者会見が、「今回で利上げを打ち止めにするという見方が後退し、タカ派的」との受け止められ、売りが優勢となりました。
終値は3営業日続落し、前日比270ドル29セント(0.80%)安の3万3414ドル24セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日続落し、前日比55.178ポイント(0.46%)安の1万2025.328でした。 S&P500種は、前日比28.83 ポイント(0.70%)安の4090.75でした。
2日の日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続落して始まりました。3日に発表されます米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を確かめようと、買い手控えの雰囲気が広がっています。米債務上限問題を巡る懸念も株式相場の重荷となっています。
2~3日の(FOMC)では(0.25%)の利上げを決めるとの見方が主流です。市場では、6月以降の政策運営について、米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>がどのように説明するのかに関心が集まっています。2日の欧州株式市場ではドイツなどの主要株価指数が下げていることもあって、米国株は売りが優勢となっています。
債務上限問題への警戒も出ています。<イエレン米財務長官>は1日の書簡で、「6月上旬、早ければ1日にも(政府資金が枯渇し、)支払義務を負えなくなる可能性がある」と説明しているのが報道されています。想定されていたより早いうえに、解決への道筋が不透明なこともあって、運用リスクをいったん回避する動きで、下げ幅は一時600ドルを超え「3万3436ドル66セント」の安値を付ける場面がありました。
終値は続落し、前日比367ドル17セント(1.1%)安の3万3684ドル53セントで終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前日比132.092ポイント(1.1%)安の1万2080.506でした。
S&P500種は、前日比48.29ポイント (1.16%)安の4119.58でした。
2日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反落し、前引けは前日比18円35銭(0.06%)安の2万9104円83銭でした。外国為替市場での円安・ドル高進行を受けて高く始まりましたが、買いは続かず小幅ながら下げに転じています。前日に年初来高値を更新していたこともあり、国内の5連休を控えて、このところの日本の株高トレンドが変わる可能性もあり、次第に利益確定売りが優勢となりました。
国内の連休中、海外では米連邦公開市場委員会(FOMC)や欧州中央銀行(ECB)理事会の結果が公表されます。5日には4月の米雇用統計の発表も控えています。
外国為替市場では円相場が「1ドル=137円台半ば」とおよそ2カ月ぶりの円安・ドル高水準を付け、株式市場では輸出採算の改善期待から電気機器など輸出関連株の一角に買いが先行しています。
終値は4営業日続伸し、前日比34円77銭(0.12%)高の2万9157円95銭で終えています。今年の終値での最高値を、小幅ですが更新しています。
1日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は小幅に3営業日続伸して始まりました。
米中堅銀行「ファースト・リパブリック・バンク(FRC)」が経営破綻し、米銀最大手「JPモルガン・チェース」が買収することが決まりました。業績への寄与が期待される「JPモルガン・チェース」株が上昇し、ダウ平均を押し上げています。
「JPモルガン・チェース」は(FRC)の預金と資産を引き継ぎます。(FRC)を傘下に収めることで、利益を押し上げるとしており、株価が(3%)上昇する場面出ています。金融のゴールドマン・サックスも買い先行で始まりました。
一方、積極的に買いを入れる材料には乏しく、2~3日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)では米連邦準備理事会(FRB)が(0.25%)の利上げを決めるとの見方が強いようです。声明文や(FRB)の<パウエル議長>の記者会見で、今後の政策運営に関する言及に関心が集まっています。
終値は3営業日ぶりに反落し、前週末比46ドル46セント(0.14%)高の3万4051ドル70セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落し、前週末比13.986ポイント(0.11%)安の1万2212.598でした。
1日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前週末比199円81銭(0.69%)高の2万9056円25銭で前場を終えています。取引時間中に「2万9000円」を上回るのは2022年8月中旬以来およそ8カ月ぶりの高値でした。外国為替市場で円相場が円安・ドル高に傾いたことを背景に、輸出関連株に買いが優勢となり、前週末の2カ月半ぶり高値で終えた米株高も支えになりました。
4月27~28日に開いた日銀の金融政策決定会合で「現行の金融緩和策の維持」を決めたのを受け、円相場が「1ドル=136円台」と円安・ドル高が進んでいます。自動車など輸出株の一角には輸出採算の改善を見込んだ買いが入りました。
反面、日経平均が「2万9000円」を上回る水準では利益確定売りも出て、上値は伸びていません。
終値は3営業日続伸し、前週末比266円74銭(0.92%)高の2万9123円18銭と、(2022年8月17日)の終値「2万9222円77銭」以来およそ8カ月ぶりに終値で2万9000円台を回復しています。
28日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落して始まりました。前日に「524ドル29セント」上昇した後で、主力銘柄の一部には持ち高調整の売りが出ています。米国のインフレ圧力が根強いことも、買い手控えにつながりました。
ダウ平均株価の構成銘柄構成ではありませんが、ネット通販のアマゾン・ドット・コムが値を下げています。前日夕に発表しました2023年1~3月期決算では売上高と1株利益が市場予想を上回ったものの、決算説明会でクラウド事業が減速していることに言及。収益伸び悩みへの警戒から売りが出ています。前日まで主力ハイテク企業の決算の内容を好感した買いが優勢でしたが、28日の取引ではハイテク株の一部に売りが出ています。
米国のインフレ圧力の根強さも重荷となりました。朝方に発表された3月の個人消費支出(PCE)価格指数は食品とエネルギーを除くコアの前月比の上昇率が(0.3%)と市場予想に一致しています。一方、賃金インフレの動向を見極める上で重要な1~3月期の雇用コスト指数は前の四半期に比べ(1.2%上昇)し、市場予想(1.0%上昇)を上回っています。来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)も控え、様子見の雰囲気がありました。
安く始まったものの、午前発表の経済指標が市場予想を上回ると次第に買いが優勢となりました。
終値は続伸し、前日比272ドル00セント(0・80%)高の3万4098ドル16セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日続伸し、前日比84.346ポイント(0.69%)高の1万2226.584でした。S&P500種は、前日比34.13ポイント(0.83%)高の 4169.48でした。
28日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前引けは前日比198円51銭(0.70%)高の2万8656円19銭でした。前日の米株式相場の上昇を引き継いで幅広い銘柄に買いが先行し、上げ幅は一時200円を超え「2万8735円81銭」の高値を付けています。
前日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が「524ドル高」となるなど、主要な株価指数が急伸し、東京市場でも投資家心理が上向き、リスク選好が強まりました。前日発表の2023年1~3月期の米国内総生産(GDP)速報値の結果が景気の底堅さを示したと受け止められ、米景気への過度な懸念が和らいだことも相場の支えとなりました。
28日昼ごろとみられる日銀の金融政策決定会合の結果発表を控えて積極的な売買を見送る投資家は多く、神経質な値動きでしたが、「短期金利をマイナス(0.1%)とし、長期金利を(0%)程度に誘導する現行の政策を続ける」との発表がなされ、現行の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の維持を決定しています。当面、政策修正はないとの見方から買い安心感が広がり、後場において上げ幅が一時400円を超えています。
終値は大幅に続伸し、前日比398円76銭(1.40%)高の2万8856円44銭と、(4月18日)に付けました「2万8658円93銭」を上回って年初来高値を更新しています。
27日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は33営業日ぶりに反発して始まりました。
前日に決算を発表した交流サイトのメタプラットフォームズが大幅高となるなど、市場予想を上回る決算を発表した銘柄への買いが相場を支えています。
ダウ平均株価の構成銘柄ではありませんが、メタプラットフォームズが(15%)近く上げる場面が出ています。26日夕に発表しました2023年1~3月期決算で売上高が市場予想を上回りました。前日に大幅高となったソフトウエアのマイクロソフトなど時価総額の大きい主力ハイテク株が総じて上昇しています。
朝発表の2023年1~3月期の米実質国内総生産(GDP・速報値)は前期比年率(1.1%増)と、市場予想(2.0%)を下回りました。一方、個人消費支出(PCE)価格指数で食品とエネルギーを除くコア指数の伸び率が前の四半期から加速しています。28日には米連邦準備理事会(FRB)が重視する3月の(PCE)価格指数の公表も控え、根強いインフレへの警戒が株式相場の上値を抑えているようです。
終値は3日ぶりに反発し、前日比524ドル29セント(1.57%)高の3万3826ドル16セントで終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比287.887ポイント高(2.43%)高のの1万2142.238でした。
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