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神戸:ファルコンの散歩メモ

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神戸ご当地(338)開店10周年フェアー【トンカ書店】元町福穂ビル2階

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2005年に、中央区下山手通3丁目に開店しました<ザックバランな古本屋【トンカ書店】>が、12月20日(日)に開店10周年を迎えられます。

貸しビルの2階にあり、道路を歩いている人がフラリと入る店構えではないだけに、開店当初は大丈夫かな心配しておりましたが、<坂上>店主の頑張りでひとつの節目を迎えました。

10周年を記念して10月から12月にかけて色々な行事が企画されており、昨日から11月15日(日)までは、神戸市内の古書店主を写真家<永田収>氏が撮られた『古書店主・人物往来』が展示されています。

子供の頃に10円で貸本を借りていました兵庫区平野にある「山田書店」、今は二代目さんが古書店として引き継がれ、店主はギターが趣味ということで古本に囲まれた中でギターを弾く姿が楽しげでした。

11月16日から11月29日には、新潮社の<純文学書下ろし特別展>として、1961年~2000年に発行された全冊が展示予定、40年間の歩みが楽しめる企画になっています。
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今年の読書(146)『パダム・パダム』古野まほろ(光文社文庫)

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主人公は30歳前のキャリア警察官<二条実房>で、前作 『命に三つの鐘が鳴る』 では埼玉中央署に見習い警部補として勤務、かっての学生時代の非合法活動の同志に絡む事件を捜査していました。

今回は、京都の平安署に発生している3件の連続殺人事件で、刺殺した相手の目をえぐり取ることにより、通称<眼喰鬼(ガン・イーター)>を捜査すべく平安署長として赴任してきますが、着任早々警邏に付いていた現役警察官が4人目の犠牲となります。

キャりア警察官として、イギリスに犯罪心理学の留学経験を生かし、<二条>は自ら事件解決のために動き出します。

一般の警察小説とは違い、著者自らの経歴が警察庁Ⅰ種合格のキャリアであり、警察大学校主任教授の職歴があるだけに、国と地方警察署という縦社会の組織の描写は秀逸でした。

題名の『パダム・パダム』は、フランスのシャンソン歌手<エディット・ピアフ>の歌ですが、冒頭に訳詩が載せられ、1980年を舞台とした本書にとって読後に一抹の哀愁を感じさせるタイトルでした。
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今年の読書(145)『ドルチェ』誉田哲也(新潮文庫)

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著者<誉田哲也>には、男勝りのタフな精神を持つ女性刑事 <姫川玲子> を主人公にした著作が7冊出ていますが、本書も42歳の元捜査一課の女性刑事<魚住久江>を主人公に据え、表題作の『ドルチェ』を含めて6短篇が納められています。

<魚住>は過去に本庁の捜査一課に籍を置いていたにも関わらず、現在は練馬署の刑事課強行犯に勤務、人が殺されてからの捜査に疑問を感じ、度重なる一課への復帰を断り続けています。

<魚住>が扱う事件は殺人事件ではなく、わいせつ事件や傷害事件、自動車事故などの身近に起こる日常的な事件を中心に、必ずしも捜査一課の刑事だけが優秀ではなく、人生経験の積み重ねからくる知恵と洞察こそが捜査に生きてくるという信念で行動しています。

ヘビースモカーで独身、外食はせず食事を作り、ビールはグラスに注いで飲むという生活習慣で、現在上映中の『アンフェア the end』の女性刑事 <雪平夏美> とは、正反対のキャラクターが引き立つ警察小説でした。
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今年の読書(143)『あかんべえ』宮部みゆき(PHP文芸文庫)

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今年の読書(143)『あかんべ...
苦労して築き上げた<賄い屋「高田屋」>の主人<七兵衛>は、長年の夢であった料理屋を、弟子の<太一郎>と<多恵>夫婦たちに暖簾分けの形で海辺大工町に『ふね屋』を屋号として開店させます。

お店の初めての宴席の場所に、突然(亡者)の<おどろ髪>の男が現れ、抜身の刀で暴れ出すという出来事が起こりますが、(亡者)の姿が見えたのは<太一郎>夫婦の12歳の娘<おりん>だけでした。

<おりん>は子供の頃の病気で臨死体験があり、なぜか『ふね屋』に住みつく成仏できない5人のお化け(亡者)たちと次々に遭遇、『ふね屋』のある場所は30年前にお墓であり、菩提の興願寺には非道の住職がいたことが、お化けたちの話から分かります。

人間の心に巣食う欲望や見栄の大人の世界を垣間見ながら、健気で大人びた<おりん>の心の動きがよく描かれており、切ないながらも心に沁みるファンタジーとして楽しめた680ページでした。
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今年の読書(142)『高尾山 魔界の殺人』梓林太郎(実業之日本社文庫

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2007年に刊行された『松島・作並殺人回路』を、第一作目とする<私立探偵・小仏太郎>シリーズの第四作目が本書です。

元警官であり、東京都葛飾区亀有に<小仏探偵事務所>を構える<小仏太郎>を主人公とし、元チンピラの<イソ>こと32歳の<神磯十三>、今回チラシの求人募集で新しく加わった41歳の<シタジ>こと<下地公司郎>、24歳の事務員<エミコ>たちが市井の事件を解決していきます。

今回は中学教師44歳の<友阪周平>からの依頼で、教え子の15竿の<鳥羽奈月>とホテルから出てくるところを女性刑事だと名乗る<成田>に穏便に済ませるからお金を用意しろという脅しをかけられた調査から、事件は発展していきます。

そのころ高尾山の森林で女性の死体が発見され、また<石津智広>から妻<咲恵>の素行調査の依頼がありデートクラブに所属していることが判明しますが、その調査の過程で<成田>に関する接点を見出していきます。

<奈月>の複雑な家庭環境を絡めながら、重苦しい事件は解決していきますが、<奈月>の新しい人生のスタートが、読者に少しばかり安心感を与えてくれる終わり方でした。
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今年の読書(141)『京都 保津川殺人事件』梓林太郎(祥伝社文庫)

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今年の読書(141)『京都 保...
旅行作家<茶屋次郎>シリーズは、1990年の『梓川 清流の殺意』で始まり、本書で切りのいい20作目になります。

『女性サンデー』に<名川シリーズ>を連載している<茶屋>は、遅い夕食を食べに出向いた際、自宅近くで火事に遭遇、飛び出してきた女性と入れ替わるように誰かいないかと屋内に入り、取り残された老人<島森>を助け出すのですが、なぜか<島森>は女性のことも助け出されたことも記憶していないと言い張ります。

<茶屋>は警察から放火犯と疑われ、<島森>が引っ越してくる前に住んでいた京都に出向き、自らの無実を証明しようと、「保津川」の取材を兼ねて出向いていきます。

地元「京洛日報」の記者<有吉沙知>と一緒に調べていきますと、<島森>の周辺では、お手伝いの19歳の<長沢小花>が保津川で水死体で発見、それ以前には<小花>の母親も行方不明になっていることが分かり始めます。

<茶屋>の女性スタッフである<サヨコ>と<ハルマキ>、『女性サンデー』の編集長<牧村>などの脇役もおとぼけで、気軽に読める旅情ミステリーでした。
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今年の読書(140)『友喰い』安達瑤(光文社文庫)

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日本海に面した海岸に制服を着用した海上自衛官<桐生直也>一等海尉の死体が上がります。
彼は前任の舞鶴基地から、小さな規模の浜松基地に所属している機雷掃海艇「おおしま」の乗員として、赴任してきた技術官でした。

捜査一課の26歳の新米刑事<溝口>は、捜査を命じられ自衛隊の警務隊の<柘植>と共に調べ始めます。警察も自衛隊も自殺として処理を進める体制に疑問を感じる<溝口>は、報告書の作成を伸ばしながら一人で基地周辺の聞き込みをはじめ、<桐生>以外にも、不審な自殺事件を突き止め、また同時に聞き取りを行った自衛官二人が死亡する事件が起こります。

<桐生>の未亡人<幸>との男女の関係に陥りながらも、自殺に見せかけた自衛艦の事件は<小寺>二等海曹が犯人だと突き詰めていきますが、彼は逃亡を図る途中機雷の爆破で亡くなり、事件の真相は闇に包まれてしまいます。

物語が終る最後の7行で未亡人<幸>との思わぬ展開が用意されており、「ん?」の疑問と共に<第一部>は終了です。
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今年の読書(139)『阿佐ヶ谷ラプソディ』又井健太(ハルキ文庫)

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新刊本や番号が打たれたシリーズモノは、順番に読んでいればその著者の作品が順に読むことになりますが、書き下ろしでない文庫本の場合、必ずしも過去の発行順でなない場合が大様にしてあります。
この著者の場合 『新小岩パラダイス』 で「第三回角川春樹小説賞を受賞して作家デビュー、本書が2冊目になりますが、文庫本になったのは本書が先でした。

世界放浪の旅から帰国した30歳の<蔵川楽観>は、日本に着くなり早々、酒に酔って荷物を失くし、無料クーポン券付きのチラシに惹かれて阿佐ヶ谷のバー<ラプソディ>にたどり着くところから物語は始まります。

バーには自称発明家のマスター<八村>がいて、バーテンの経験を買われてその日から住み込みで働くことになります。
バーには、東大出身の34歳の自称作家の<川島>や歌手を目指す<リリー>など風変わりな常連客がいますが、<楽観>は彼らと共に阿佐ヶ谷で行われようとしている再開発反対の行動を起こしていきます。

<命に別状なければ、なんも問題がない>という心情の<楽観>と、個性的な登場人物たちとの交流をコミカルに描き、人生は捨てたもんじゃないという著者のメッセージがよく伝わる一冊で、奇想天外な進行でありながら楽しめました。
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今年の読書(138)『夏月夜』伊集院静(文春文庫)

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今年の読書(138)『夏月夜』...
著者<伊集院静>としては、珍しく殺人事件を扱った推理小説は初めてだとおもいます。

浅草寺境内に年に一度開かれる行方不明の相談所に、岩手県から<佐藤康之>が23歳の孫娘<加菜子>の相談に訪れるところから物語は始まります。
そのころ島根県出雲市では、素封家に嫁いだ<滝坂由紀子>の元鍛冶屋職人の85歳の祖父<佐田木康治>が姿を消していました。

やがて東京湾の埋め立て地海岸で、若い女性と老人の遺棄死体が発見され、<加菜子>と<康治>だと判明しますが、二人の繋がりが分からず、疑わしき人物として<加菜子>の高校の先輩<高谷和也>が浮かび上がりますが、アリバイがあり捜査は難航を極めていきます。

片や宇部高専の同級生<宋建侑>・<乾康次郎>・<金本美智子>の人間関係が随所に盛り込まれ、殺人事件の背景が浮かび上がってきます。

殺人事件を扱う推理小説としては、刑事の活躍が主体になる作品が多いなか、地道な作業を続ける鑑識課の<葛西>巡査部長、捜査一課の<畑江>警部補の分析など、脇役の立場に回りいい味を出していました。
事件に隠された悲しい人間関係を主軸として、男と女の切ない友情と恋愛の交錯を根底に置き、読み終えた後でも登場人物たちそれぞれの叙情感がいつまでも心に響く作品でした。
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今年の読書(137)『本をめぐる物語』ダ・ヴィンチ編集部編(角川文庫)

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今年の読書(137)『本をめぐ...
アンソロジーとして、本をめぐる不思議な物語が8篇納められています。

アンソロジーのよさは、その作家独自の語り口や切り口を知ることができ、手軽にまだ読んでいない作家を知るには都合がいいので助かります。

本書には<栞が夢をみる>という副題が付いていて、<大島真寿実><柴崎友香><福田和代><中山七里> ・ <雀野日名子> ・ <雪舟えま> ・ <田口ランディ> ・ <北村薫> の短篇が収録されていました。

数人の作家が、「本」という形態が無くなった近未来を舞台にしており、預言めいたことが遠からず実現しそうで、本好きとしては悩ましい感じで読み終えました。
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