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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(142)『高尾山 魔界の殺人』梓林太郎(実業之日本社文庫

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今年の読書(142)『高尾山 ...
2007年に刊行された『松島・作並殺人回路』を、第一作目とする<私立探偵・小仏太郎>シリーズの第四作目が本書です。

元警官であり、東京都葛飾区亀有に<小仏探偵事務所>を構える<小仏太郎>を主人公とし、元チンピラの<イソ>こと32歳の<神磯十三>、今回チラシの求人募集で新しく加わった41歳の<シタジ>こと<下地公司郎>、24歳の事務員<エミコ>たちが市井の事件を解決していきます。

今回は中学教師44歳の<友阪周平>からの依頼で、教え子の15竿の<鳥羽奈月>とホテルから出てくるところを女性刑事だと名乗る<成田>に穏便に済ませるからお金を用意しろという脅しをかけられた調査から、事件は発展していきます。

そのころ高尾山の森林で女性の死体が発見され、また<石津智広>から妻<咲恵>の素行調査の依頼がありデートクラブに所属していることが判明しますが、その調査の過程で<成田>に関する接点を見出していきます。

<奈月>の複雑な家庭環境を絡めながら、重苦しい事件は解決していきますが、<奈月>の新しい人生のスタートが、読者に少しばかり安心感を与えてくれる終わり方でした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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birdy
birdyさんからコメント
投稿日 2015-10-22 22:17

探偵もの、最近TVでも多いですね。

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2015-10-22 22:49

単発の2時間ドラマとして、企画が組みやすいのではないでしょうか?
また登場する役者さんも、連続ものより参加しやすいと見ています。

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