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- 今年の読書(137)『本をめぐる物語』ダ・ヴィンチ編集部編(角川文庫)
アンソロジーとして、本をめぐる不思議な物語が8篇納められています。
アンソロジーのよさは、その作家独自の語り口や切り口を知ることができ、手軽にまだ読んでいない作家を知るには都合がいいので助かります。
本書には<栞が夢をみる>という副題が付いていて、<大島真寿実> ・ <柴崎友香> ・ <福田和代> ・ <中山七里> ・ <雀野日名子> ・ <雪舟えま> ・ <田口ランディ> ・ <北村薫> の短篇が収録されていました。
数人の作家が、「本」という形態が無くなった近未来を舞台にしており、預言めいたことが遠からず実現しそうで、本好きとしては悩ましい感じで読み終えました。
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