27日、米半導体大手「エヌビディア(NVDA.O), opens new tab」は第3・四半期(8─10月)の売上高が540億ドル(プラスマイナス2%)になるという見通しを示し、市場予想を上回りました。
生成人工知能(AI)向けのインフラ拡充を目指すクラウドプロバイダーからのエヌビディア製半導体への旺盛な需要が背景にあるようです。
LSEGのデータによりますと、アナリスト予想は531億4000万ドルでしたが、「エヌビディア」によりますと、今回の見通しにはAI半導体「H20」の中国への出荷に伴う売り上げは含まれていません。
見通しは予想を上回ったものの、今後の中国との関係についての説明がなく、引け後の時間外取引で、エヌビディアの株価は(5%)下落しています。
合わせて発表しました第2・四半期(5─7月)決算は、売上高が467億4000万ドルで、市場予想の460億6000万ドルを上回りました。第2・四半期についても、中国を拠点とする顧客への「H20」の販売はなかったといいいます。