日経平均株価(7月4日)終値3万9810円88銭
7月
4日
4日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続伸し、前引けは前日比42円30銭(0.11%)高の3万9828円20銭でした。3日の米株式相場の上昇や根強い日本株の先高観を背景に、海外投機筋とみられる株価指数先物への買いが先行し、朝方には4万円台に乗せる場面がありました。その後は利益確定や戻り待ちの売りに押されて一時は下げに転じましたが、値がさの半導体関連株にも資金が流入し、日経平均を再び押し上げています。
3日の米株式市場で主要3指数は軒並み上昇でした。3日に発表されました6月の米雇用統計が米景気の堅調さを示唆する結果となり、投資家心理が強気に傾いています。S&P500種株価指数とハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数はともに最高値を更新しています。アドテストや東エレク、スクリンなどの半導体関連株に買いが波及しました。
3日、<トランプ米大統領>は関税交渉をしている貿易相手国に対し、早ければ4日から新たな関税率に関する通知を送ると述べています。
米相互関税の上乗せ分の停止期限が、7月9日と目前に迫っているとあって、交渉決裂を警戒する投資家からの売りが出やすくなっています。そのうえで、日本株の上値追いには、米利下げ観測の高まりによる米国株の上昇や、日本の主要企業の2025年4〜6月期決算が想定よりは良い内容が示されるなど追加の好材料が必要です。
終値は、前日比24円98銭(0.063%)高の3万9810円88銭で終えています。