神戸市のホームページ(HP)の自動翻訳機能による中国語表記で、新型コロナウイルス感染症の死亡が「死神」と表示されるなど、多数の誤訳が生じていることが分かっています。神戸市会で指摘を受けた<久元喜造>市長は問題を認め、「かなりの改善が必要だと考えている」と述べています。
同市HPは日本語のほか中国語(簡体字、繁体字)、英語、スペイン語など9言語に対応。グーグル社の翻訳機能を搭載し、HP上の文章や文字を選択した言語に自動変換します。
誤訳が指摘されたのは中国語(簡体)で、市内の患者発生状況では死亡が「死神」、男性は「男装」、区役所の案内では、北神区役所が「北海道区役所」などに。日付も令和2年が「1932年」などと表示されていました。
市の担当者は「無料翻訳を入れている他自治体でも、誤訳は頻繁に起きている」とし、「だいたいの意味が伝われば」と誤訳はそのままにしているといいますが、市会本会議で市議が「外国人に必要な情報が正確に伝えられていないのでは。国際都市を標榜する神戸市として、HPの仕様を見直すべきだ」と求めました。
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