ファルコン植物記(2002)ど根性菜植物(41)【キリ】(2)
9月
17日
【キリ】は、シソ目のキリ科 に分類されています。以前はゴマノハグサ科に分類されていました(あるいはノウゼンカズラ科)。キリ属の落葉広葉樹。漢語の別名として白桐、泡桐、榮。
属名は<シーボルト>が『日本植物誌』(1835年)においてロシア大公女でありオランダ王ウィレム2世の王妃<アンナ・パヴロヴナ>に献名したもの。ただし<シーボルト>が与えた学名は「P. imperialis」でしたが、後に<ツンベルク>が1783年にノウゼンカズラ科ツリガネカズラ属として「Bignonia tomentosa」と命名していたことが判明して1841年に現在の「Paulownia tomentosa」に改められました。
成長しますと高さは10mほどで、初夏の頃に円錐花序に淡い紫色の筒状の花をつけます。葉も特徴的で、広卵形の大きな葉をつけます。
翼(よく)のついた小さい種子は風でよく撒布され、発芽率が高く生長が早いため、随所に野生化した個体が見られますが、この【キリ】もどこからか種子で飛んできての発芽だと思います。
土壌環境がよければ1枚の葉が60~70センチと 大きく育つ のですが、この側溝の環境ではこれが限界でしょう。
投稿日 2018-09-17 12:34
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2018-09-17 12:51
ワオ!と言っているユーザー