タイトルからでは、本書の内容は把握するのは難しいですが、<松尾芭蕉>の晩年を描いています。 <芭蕉>は、郷里の伊賀上野でもなく、江戸でもなく、近江の義仲寺に祀られているのかがよくわかる内容でした。 その義仲寺境内で、一人の尼<智(智月)>に声を掛けた旅の途中の芭蕉は、年上の<智>に恋心を抱きます。 またこの義仲寺には、<芭蕉>が敬愛する<源義仲>と<巴御膳>が祀られていて、この二人の悲恋になぞるように<芭蕉>と<智>の交流が描かれていきます。 <巴御前>は、平安末期の信濃の国の女性で、『平家物語』では、源義仲に使える女武者ぐらいの知識しかありませんでしたが、本書で改めて彼女のすさまじい生き様を知りました。
投稿日 2017-04-30 10:59
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2017-04-30 11:07
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2017-04-30 16:01
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2017-04-30 16:05
ワオ!と言っているユーザー