ハウス栽培で一年中流通しています「茄子」ですが、本来は今の時期が旬の夏野菜で、原産地はインドだと言われています。日本には奈良時代に渡来、当時は「なすび」と呼ばれていましたが、わたしは今でも「なすび」と呼んでいます。
紫紺色は<ナスニン>と呼ばれるポリフェノールの一種のアントシアン系の色素を含んでいるためで、抗酸化力があり、ガンや生活慣習病のもとになる活性酸素を抑え、コレステロールの吸収を抑える作用があります。
残念ながら、これといった多く含んだビタミンやミネラルなどの栄養素は、見当たりません。
「秋茄子は・・・」の諺にあるように、身のしまりも良く種が少ないこの時期の「茄子」は、いい肴の素材です。