今日は絶世の美女と謳われた<クレオパトラ7世>が、紀元前30年に亡くなった日です。
お誕生日は、紀元前70年12月・紀元前69年1月と定かではありません。
古代エジプトプトレマイオス最後のファラオであり、小鳥のように美しい声であったと伝えられています。
<クレオパトラ>は毎日<バラ>の香水風呂に入り、香料をふんだんに使ったオリジナルの練り香水を体中に塗っていたようです。
その<クレオパトラ>の名を冠したのが、赤色の<バラ>【クレオパトラ】です。
四季咲きの木立性、深紅の大輪の花を咲かせ、1994年ドイツにて、<コルデス社>が育成しています。
昨年読みました著者の 『公園で逢いましょう』 は、それぞれ登場するお母さんたちたちの人生描写が素晴らしく、感動させていただいた一冊でした。
今回の『路地裏ビルヂング』も、同じ路線での連作短篇集ですが、人間の「やさしさ」がよく描かれていました。
舞台は、路地裏の築49年経つ6階建ての古い<辻堂ビルヂング>です。
6編からなる連作短篇集で、それぞれの階に入っているテナントを舞台に、ビル全体の物語として語られていきます。
健康食品販売会社、広告デザイン事務所、不動産屋、学習熟、無認可保育所、1階が飲食店とそれぞれに職域が違いますが、各テナントに勤める社員を主人公として描き、またテナント全体の人間関係を見事につなげています。
ささやかな雑居ビルの中にも隠された歴史があり、思いもよらぬ人生が隠れているのだと、改めて著者の優しい目線を感じさせる一冊でした。
小さな黄色の<菊>の花を包み込むように、 <シラン> の実と細長い葉が配置されています。
生けられた花の質素と対比するかのような、重厚な籐製の花器が目を引きました。
船の形を模しているのでしょうか、重量感ある存在で安定感を感じさせてくれます。
流れるような<シラン>の細い葉の微妙な角度と長さ、そして配置の良さに見とれておりました。
暑い時期には「素麺」・「冷麺・冷やし中華」に並んで、「ざるそば」も食べたくなる麺類の代表です。
マルちゃんには 「大盛り冷やし中華」 があり、麺の量(160グラム)的にも気にいっていますが、今回は【更科ざるそば】です。
<二人前>(220グラム)を一度にいただきましたが、「冷やし中華」のように具材がありませんので、逆に<一人前>だと物足りなかったとおもいます。
蕎麦の実を挽いて出てくる一番粉が、白く上品な香りを持つ「更科そば」の命ですから、いい色合いの蕎麦として楽しめました。
毛深くて獰猛な感じの体型をしている 「シオヤアブ」 に比べて、体長も20ミリと小さく、体型もスマートな【ヒサマツムシヒキ】です。
ハエ目(双翅目)ムシヒキアブ科ムシヒキアブ亜科の昆虫で、文献的に情報は多くありません。
「マガリケムシヒキ」や「シロズメムシヒキ」とよく似ていますが、脚全体が黒いこと、腹部先端の<ゲニタリア>(交尾器)の形状と、中胸背面にある左右4個の黒班模様、腹部各節の白い帯模様で、【ヒサマツムシヒキ】と同定しました。
気温が下がる夕方から開花し始め、朝方にはしぼんでしまう<一日花>の【オニマツヨイグサ】です。
早朝でないときれいな花姿を見逃してしまいますが、朝露に濡れた花を撮ることが出来ました。
アカバナ科マツヨイグサ属の越年性の草本で、北アメリカが原産地です。
マツヨイグサ属は、どの種も南北アメリカ原産種で、他の地域では自生していません。
日本も例外ではなく、野生のモノは帰化植物か、園芸品種が逸出した花で、瀬戸内沿岸で良く見かけます。
花期は7~10月にかけて咲き、花は8~10センチと大きく、「オオマツヨイグサ」に良く似ています。
本種は花弁の幅が狭く、まれに5枚花弁がありますが、花弁が4枚の場合には隙間がある花姿で、「オオマツヨイグサ」と見分けがつきます。
中型種や大型種もいますが、ほとんどの種が小型で、写真の【ツトガ(苞蛾)】も体長9ミリほどの大きさしかありません。
前回の【ツトガ】 と同様に、特定の種名までは同定できませんが、体型等の特徴から、チョウ目(鱗翅目)ツトガ科ツトガ亜科の昆虫だとまでは、同定できます。
ツトガ亜科は、幼虫がイネ科に寄生するモノが多く、茎内に食い入ったり、<ツト>を作ってその中に潜むモノが多いことが名の由来です。
翅に縦に入る黒い筋、また尾端が左右に分かれた形、同定するには絶好の特徴なのですが、手持ちの資料では分かりませんでした。
お昼間にバッタリと<康江ママ>さんに会い、それではと今宵は【やす】に顔出しです。
お盆休みが始まっているのか、いつもよりは空いている感じでした。
まずは「もろきゅう」で一杯です。
「もろきゅう」はよく出来た組み合わせで、もろみ味噌の塩分を胡瓜のカリウムが体外に排泄してくれます。
昔の人は味だけでなく、自然と栄養バランスを考えて調理していたのだと驚かされてしまいます。
お客さんが少なくなれば、久し振りにカラオケでもと100円玉2枚(2曲分)を用意していたのですが、最後まで使うことはありませんでした。
「第32回蒼穹展」の会場の隅で、今年も会えました 「ウロウロペンギン」 です。
濃紺色のテントの中に、鎮座しておりました。
昨年は驚いたことに制作者の<森田英夫>さんが、偶然わたしのブログを目にされ、ご本人より返信のコメントをいただき恐縮しました。
昨年は、「うろうろぺんぎん」と平仮名表記でしたが、バージョンアップしているのでしょうか、今年は「ウロウロペンギン」とカタカナでの表記です。
一見昨年の<ペンギン>と良く似ていますが、顔の表情が変わり、胸には名札が付き、音楽を聴けるようにイヤフォンが取り付けられていました。
残念ながら今年は、ウロウロと動き回る姿は見れませんでしたが、愛嬌を振りまきながら、動く芸術として変わらぬ行動をされているようです。
8月1日(木)から8月4日(日)までと、会期が短いのですが、【神戸アートビレッジセンター】にて、「第32回蒼穹展」が開催されています。
どのようなグループなのかは分かりませんが、それぞれにお得意の表現で作品を制作されています。
黒いお皿に金色のオブジェがありますが、<米田勉>さんの「種」という作品です。桃太郎伝説の桃を連想してしまいました。
キャンバスから赤い舌が立体的飛び出している、<西崎渉>さんの「舌ヲ出セトー」も、インパクトがありました。
白黒のコントラストで大きなキャンバス一杯に模様が書かれた<菅原千明>さんの「偶然と必然」も、良くバランスが取れた作品でした。
絵画ではありませんが、<杉本和子>さんの「響く」という、木工彫刻は鼓がより立体的に飛び出して青い糸が組み込まれ、今にも小気味良い鼓の音が聞こえてきそうな迫力を感じました。
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