本来は、海岸の磯(岩場や崖)などに生え、磯の<キク>と言うことで【イソギク(磯菊)】です。
キク科キク属の多年草で、伊豆半島や房総半島の海岸に自生し、群生している日本原産種です。
葉は楕円形から倒楕円形で大きく丸い鋸葉があり厚く、表は濃い緑色ですが裏側は白い毛が密生しています。その白い毛が葉の縁から飛び出し、さも葉の縁が白色のように見えています。
花期は10~12月、10ミリ弱の多数の頭花を散房状に付け、花は<筒状花>だけで<舌状花>はありません。
昨年、第147回直木三十五賞を『鍵のない夢を見る』で受賞していますので、著者の名前だけは記憶にありましたが、作品を読むのは本書が初めてでした。
すでに昨年10月に東宝にて 『ツナグ』 と同じタイトルで映画化(監督:平川雄一朗)されており、第32回吉川英治文学新人賞作品です。
主人公の男子高校生<渋谷歩美>は、生者と死者を一夜限り再会させる仲介人「使者(ツナグ)」として、それぞれの登場人物の依頼に基づいて夢をかなえる役目を祖母から受け継ぎ、見習いとして4組の再会に関わります。
連作短篇集として5話が収められていますが、最終章で全体像が浮かび上がる構成で、各短篇には<祖母>の伏線が散りばめられ、最終章のまとめ方は素晴らしい内容でした。
第1編『アイドルの心得』には、自宅で突然死したアイドル<水城サヲリ>が登場しますが、明らかにタレントだった<飯島愛>がモデルです。
奇しくも本日は彼女の死亡推定日(2008年12月17日)であり、不思議な縁を感じながら読み終えました。
毎月第3火曜日は、ホームグランドの立ち呑み屋「鈴ぎん:福寿」のある<メトロこうべ(新開地タウン)>は定休日ですが、年末の12月だけはお休みが無く、翌年の1月に連休として振り替えです。
生ビール一杯と、<焼き豚・蒸し鶏>の前菜、10種類ある料理の中から好きなニ品を選べる「生ビールセット」(980円)は、超お値打ちな内容です。
今宵も、全メニュー10種類の制覇を目指して顔出しです。
<海老のチリソース・酢豚> ・ <海老の天ぷら・焼き餃子> ・ <麻婆豆腐・青椒肉絲> と食べてきていますので、今回は<春巻き・回鍋肉>にしました。
料理により量の当たり外れは有るようで、<春巻き>一本はさみしく感じましたが、<回鍋肉>は野菜もたっぷりで、おいしくいただいてきました。
残りは<鶏のから揚げ・五目野菜炒め>のニ品となりましたが、年越しの全メニュー制覇になりそうです。
本日は大きな紙袋を持参で、和食堂【まるさ】に向かいました。
我が家と、娘夫婦の「おせち料理」用の重箱ふたセットを携えての訪問です。
【まるさ】さん、毎年12月になりますと「おせち料理」の注文を取られ、年末31日の昼過ぎに受け取ることになります。
昔のように朝・昼・晩とも「おせち料理」という時代ではなく、夫婦二人だけですと、朝方「おめでとうさん」でいただく【まるさ】さんの「おせち料理」の分量だけで、十分に楽しめます。
大きな紙袋持参でしたが、いつも通り 「宇﨑酒店」 の自販機に寄り、缶ビールを持ち込むことは忘れずに、おかず4品の「ミニ定食」(550円)をいただいてきました。
< 左の木造2階建が、大衆酒場「尾張屋」です >
< ありし日の店舗 2008年4月 >
昨夜は、酒呑み仲間と開店したばかりの 「七輪焼ホルモンえん臓」 へ出向きました。
帰宅時、大衆酒場 「尾張屋」 さんの隣にありました【大健】のお店が解体されていて驚きました。
個性ある店舗の外観で、昭和の雑貨屋さんといった趣きがあり、雑多感が魅力的でした。
ショーケースの中にはいつも同じ商品が並べられており、売れている様子はありませんでした。
隣の「尾張屋」さんも木造2階建てで、ビルの谷間に2軒仲良く並んでいる姿は、店主の意地を感じさせてくれるスポットでしたが、さてこの空き地はどうなるのかと気になるところです。
一見、波打つ葉の形状から「タニワタリ」かなと見間違えそうですが、それもそのはず「シマオオタニワタリ」の園芸品種の【アビス】でした。
チャセンシダ科アスプレニウム属の常緑の多年草シダで、原産地としては小笠原諸島・沖縄・台湾・ポリネシアなどに約650種が分布しており、日本では「カミガモシダ」をはじめ、約30種が自生しています。
その中でも、この【アビス】と、「マザーファン」の通称で知られている「アスプレニウム・ダウキフォリウム」が、人気品種です。
樹上や岩場などに着生して育ち、長さ40~100センチぐらいに成長します。
葉の裏側にはシダですので、胞子のうが細長く葉脈に沿ってきれいに並んでいる模様が特徴的です。
立ち呑み「鈴ぎん:福寿」で、オネイサンの<かずちゃん>からのおすそ分け 「鮪のしぐれ煮」 で一杯呑んでいたのですが、酒呑み仲間からホルモン焼き屋が開店しているという情報を聞き、早速一緒に覗いてきました。
12月6日(金)の開店で、店内は昭和レトロの雰囲気が漂う内装です。
炭火の七輪が置かれた上部には排気塔があり、かなり強烈なファンで煙を吸っていきます。
焼き肉としては、定番の<塩タン>(980円)に始まり、<ホルモンの盛合せ>(1250円)・<ハチノス>(420円)・<焼レバー>(450円)・<ロース>(980円)です。
<野菜の盛合せ>がメニューにありませんでしたので、店長さんが特別にアレンジしてくれました。
付けダレが柑橘系のあっさりとした味付でしたので、「辛くしたいのですが」と言えば、唐辛子味噌とこれまた店長さんが特別に<青ピーマン>を刻んでくれました。
「キリンビール」でないのが残念でしたが、「肉を食べたぁ~」という満腹感でお店を出てきました。
今では、「あさり」や「牛肉」など、生姜入りの佃煮全般を指して<しぐれ煮>と呼んでいます。
元々は三重県桑名市の蛤で作られた「煮蛤」を「時雨蛤」と呼び、その名は俳人・松尾芭蕉の高弟<各務支考(かがみしこう)>が名付けたとされています。
しぐれの語源的には、いろいろな味わいが口の中に通りすぎることにより、一時的に降る時雨にたとえて「しぐれ煮(時雨蛤)」と名付けられた説と、時雨の降る10月の時期が、最も蛤がおいしくなる季節だからと言う説があります。
鮪の身を小さく切る作業も手間だとおもいますが、口の中に広がる一口サイズの時雨煮を食べながら、味の変化を確かめておりました。
好きな惣菜が選べる大衆食堂は、お店によっては随分と高くなる場合もありますが、安心して食べれる【昼ごはんの店】に出向きました。
本日のおかずは、<すき焼き・ほうれん草・大根サラダ>(各100円)の3品を選び、<中ご飯と味噌汁>(250円)を頼みました。
<味噌汁>には、素麺が具材として入り、これまたいいおかずになりました。
何回か顔出ししていますが、本日始めて女性客と接し、年配のご婦人でしたが、わたしと変わらない3種類のおかずと<中ご飯・味噌汁>で食事をされていたのには、驚きました。
葉が生える地際に、【オモト(万年青)】の赤色の実が熟していました。
【オモト】の場合、自家交配した親から採集した種子を蒔いても先祖帰り、もしくは原種戻りの現象が起きますので、種子を蒔くことはほとんど行われません。
ユリ科オモト属の常緑多年草で、原産は中国とも日本とも言われ、学名的には「Rohdea japonica」となっていますが、英名では「チャイニーズ・リリー」です。
5~6月頃に白い小花を咲かせ、冬に赤色の実を熟します。
【オモト】は<蝸牛媒花>といって、「カタツムリ」や「ナメクジ」が受粉に貢献している植物です。
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