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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(153)『ツナグ』辻村深月(新潮文庫)

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今年の読書(153)『ツナグ』...
昨年、第147回直木三十五賞を『鍵のない夢を見る』で受賞していますので、著者の名前だけは記憶にありましたが、作品を読むのは本書が初めてでした。
すでに昨年10月に東宝にて 『ツナグ』 と同じタイトルで映画化(監督:平川雄一朗)されており、第32回吉川英治文学新人賞作品です。

主人公の男子高校生<渋谷歩美>は、生者と死者を一夜限り再会させる仲介人「使者(ツナグ)」として、それぞれの登場人物の依頼に基づいて夢をかなえる役目を祖母から受け継ぎ、見習いとして4組の再会に関わります。

連作短篇集として5話が収められていますが、最終章で全体像が浮かび上がる構成で、各短篇には<祖母>の伏線が散りばめられ、最終章のまとめ方は素晴らしい内容でした。

第1編『アイドルの心得』には、自宅で突然死したアイドル<水城サヲリ>が登場しますが、明らかにタレントだった<飯島愛>がモデルです。
奇しくも本日は彼女の死亡推定日(2008年12月17日)であり、不思議な縁を感じながら読み終えました。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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birdy
birdyさんからコメント
投稿日 2013-12-18 10:05

映画、見てないなぁ。

飯島愛さん、もう5年なんですね。
合掌

ワオ!と言っているユーザー

ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2013-12-18 21:50

祖母の役が<樹木希林>さんでしたが、まさに適役かなと本を読みおもいました。
去る者日々に疎しではありませんが、月日の経つのは、早いものですね。

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