このところミステリー作品を続けて読んできていますので、少し軽めのモノと思い、気楽に読める<西村京太郎>の登場です。
本書には9編の短篇が収められていますが、『歪んだ顔』は、冒頭の短篇のタイトルです。
警察学校を出てきたばかりの<梶原巡査>は、アパートで発生した心中事件の現場に出向きますが、女性のほうは青酸カリで死んでいましたが、それより若い男は睡眠薬だけでしたので、一命を取り留めます。
「自分が殺した」という男の自白に疑問を感じた<梶原>は、再度事件の捜査を続けていきます。
それぞれの犯罪に隠された裏側の真実を求める内容の短篇集として楽しめましたが、この文庫本は2014年9月(単行本は2007年)に刊行されていますが、文中に出てくる値段や固定電話が小道具に使われていたりと、作品的には古い短篇が並んでいました。
会社の後輩と二人連れで<立ち呑み「鈴ぎん:福寿」>に顔出しされる<オサダさん>ですが、この3月で雇用の延長期間も終わり退職されます。
その後は 「習字教室」 の書道の先生として第二の人生を歩まれるとのことで、今後のご活躍を期待しています。
今宵雑談のなか、<オサダさん>から注文された 【合鴨ロース】 のおすそ分けをいただきました。
長年通っているお店ですので、目新しい肴が無いときにはアテを頼むことなく、瓶ビールだけを呑んでいますので、気を使われたのか恐縮しながらいただきました。
お連れの後輩さんもおひとりでこれからお店に顔出しされるのかが分かりませんが、また常連さんとの寂しい別れの季節の到来です。
老朽化に伴い、 <神戸地方裁判所尼崎支部> も建て替え工事の準備が進んでおり、2月2日(月)から敷地内西側に建てられたプレハブ舎を<仮庁舎>として執務が行われています。
裁判所の訴訟事件は、映画やテレビドラマに登場する裁判官が壇上に座る法廷ばかりで執り行われることはなく、会議室的な「ラウンド法廷」と呼ばれる部屋が使われます。
今回出向いた執務室、<仮庁舎>ということで壁は「プラスターボード」そのままの仕上げで、ビニールクロスなどの仕上げは施されていません。
まだ<新庁舎>の請負工事業者が決まっていない状況で解体工事が始まるようですが、これから2年以上はこの<仮庁舎>が使用されます。
神戸地方裁判所尼崎支部に出向く際は、阪急武庫之荘駅から歩いていきます。
折角の外出の機会ですから、ブラブラと道を変えながらお昼ご飯のよさそうなお店を探し、 <キッチン工房「洋食屋」> ・ <博多ラーメン「げんこつ」> ・ <中国料理「赤坂」> ・ <愛情中華「Ken’s Chaina」> と訪問していますが、今回は<寿司【さなみ】>です。
ランチメニューは、「盛り合わせ」か「散らし寿司」に「ミニうどん」が付いて(700円)でした。
まずは寿司の「盛り合わせ」が出てきましたが、予想外の数の多さにびっくりです。
この一皿だけで(700円)の値打ちがありました。
「いか」は丁寧に細かい包丁の目が入り、「鮭」は大葉がはさまれていて、「いなり」は甘辛く煮た椎茸が詰められ、どれも手抜きがない丁寧な造りです。
「ミニうどん」も具のないかけうどんではなく、<トロロコンブ・甘揚げ・たまねぎ>が入り、ネギもたっぷりで、七味を振り掛けておいしくいただいてきました。
朝方からチェンソーらしき音が響いていましたので、雑草の刈り取り時期にしてはおかしいなと感じていました。
駅までの途中、 公有地の山林内 でまだ園芸会社の作業員が作業中で、雑草の刈取りではなくて樹木の伐採でした。
隣地にはみ出している樹木を切っていましたが、なんとフェンスに絡み付いた太い枝はきれいに切り取られず、まだ真新しい切断面を見せた状態で放置です。
以前にも、 <フェンスの木> を取り上げていますが、ここまで成長する前に定期点検をしておれば樹木にとってかわいそうな状態にはならず、気になる管理体制です。
本来「ガレット」はフランスのブルターニュの郷土料理で、<そば粉・水・塩>などを混ぜた生地を薄く円形に焼き、生ハムや肉類・魚介類・チーズ・卵などを乗せ、四方を織り込んだ料理を指しますが、この製品の意味は分かりませんでした。
パンには珍しく、<かぼちゃ・ブロッコリー・赤ピーマン・黄ピーマン・茄子・ズッキーニ>が盛り付けられています。
野菜は味付けされておらず、素材そのままの味でパンの具材としての味わいがなく、少し物足りなさを感じました。
某マンションの<生け垣>に足が止まりました。
左はいききとした色合いなのですが、不思議なことに右半分はなぜか枯れてしまっています。
葉を観察して見ますと【コノテガシワ(児の手柏・側柏)】で、ヒノキ科コノテガシワ属唯一の現生種です。
中国北部・朝鮮に分布する常緑針葉樹で、現地では樹高20メートルまで成長、日本には江戸時代に渡来しています。
雌雄異株で花期は3月~4月頃、雌花は淡紫緑色、雄花は黄褐色で、実る球果は<つの>のある独特の形をしています。
枝を密に出してほぼ直立し、ヒノキ属の葉のように表裏の区別はなく、枝が上方に伸びていく姿が子供が手をあげている形に似ていて、和名の由来になっています。
物語の舞台は、東京の各駅電車しかとまらない私鉄沿線の商店街にある「ここ家」というお総菜屋さんです。
オーナーの<江子>は61歳、従業員の<麻津子>は60歳、従業員募集のチラシで入った<郁子>は、彼女たちよりも年上です。
<江子>は10年前に<恵海>と共同でお店を始めましたが、夫の<白山>は<恵海>と一緒になり、離婚したあとも友達付き合いが続いています。
<麻津子>は離婚した幼馴染の2歳年下の<旬>に恋心を描き、<郁子>は息子を2歳で亡くし、昨年夫とも死別した過去を抱えています。
タイトルの『キャベツ炒めに捧ぐ』を含め、『ひろうす』・『豆ごはん』・『トウモロコシ』など惣菜に関するタイトルの短篇が11編連作で楽しめ、三人三様の彼女たちの人生を絡ませながら、季節感あふれる惣菜を通して明るく前向きな姿勢に元気づけられる一冊でした。
今宵は盛りだくさんの「ワンプレート」料理から離れ、料理ごとのお皿が並びました。
まずは簡単な<キャベツ>の千切りと<ロースハム・胡瓜>で、隠し味に<一味>を入れた【コールスロー】です。
【オムレツ】は、<挽き肉>がありませんでしたので<ペーコンブロック>を賽の目切りにして、<玉ねぎ・椎茸>と炒めて具材としています。
【手羽先煮】の<手羽先>は、食べやすいように骨の接合部分を予め包丁で割き、身を食べやすいように下処理をしています。
【豚しゃぶ】の下には<レタス>を盛り付け、あっさり「ポン酢」でおいしくいただきました。
今宵も動物性たんぱく質共々、野菜がたっぷりと摂取できたようです。
自営業として、会社勤めでもなく学生でもありませんので、電車が遅れたときに発行されている<延着証明書>は必要もなく、改札口に置いてありましても受け取ることはありませんでした。
改札口などで段ボール箱が置かれ、必要な方は一枚取り出していく姿を見ておりましたが、いまだその都度駅員さんが発行作業をされているものとばかり思っておりました。
このたび一枚のポスターを見て、現在では各電鉄会社のホームページにアクセスして自分で印刷しなければいけないようで、知りませんでした。
身近なJR西日本、山陽電鉄・阪急電鉄とも同様の処置のようですが、電車に乗っておらずとも手に入る<延着証明書>の価値はどうかなとおもいますし、なんでもかんでも「ネット依存社会」に疑問を感じてしまいます。
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