昨日アップしました 「タチイヌノフグリ」 が咲いていました同じ空き地に、【オランダミミナグサ(阿蘭陀耳菜草)】を見つけました。
本種も、明治時代末期に帰化していることが確認された欧州原産の外来種で、ナデシコ科ミミナグサ属の一年草です。
<金田一春彦>の『ことばの歳時記』の「ミミナグサ」の項には、平安の才女<清少納言>の『枕草子』の逸話が紹介されています。
正月七日の若菜の準備中に子供が取ってきた見も知らぬ草を、<清少納言>が「何と言う草か?」と尋ねますが、子供たちはすぐには答えられない。そこへ誰かが「それはみみなぐさと言います」と言ったので、<清少納言>は「耳無草では道理で話が聞こえないような顔をしていること」と、大笑いされたのです。
実際にはミミナグサは「耳無草」ではなく「耳菜草」ですが、これは<清少納言>が面白おかしく書いたものであろうと言われています。
この話には落ちがあり、しばらくして別の子供が可愛らしい「菊」を持ってきたので、<清少納言>が『摘めどなほ 耳無草こそ つれなけれ あまたしあれば 菊(聞く)も混じれリ』と一句詠んで披露しようとしたのですが、相手が子供なので聞く耳は持つまいとして、やめたとあります。
建築設計を生業としていますので、副題の「周防国五重塔縁起」という文字に興味を持って読んでみましたが、寺院建築に関しての大工と木造建築の用語が散りばめられていて、面白く読み終えれました。
本書が著者のデビュー作品であり、取材に14年、執筆におよそ4年、推敲に1年を費やし、89歳の作品と知り、驚きを隠せません。
室町時代中期に建立された香積寺の「瑠璃光寺五重塔」の解体修理にあたり、斗に描かれた「此のふでぬし弐七」の墨書きの文字から、宮大工を志す九州の隠れ里出身の青年<左右近>を主人公に仕立て、また、<新田義貞>の血を引く若狭新田家の姫<初子>の身の周りの話を平行に置き、五重塔建立に命をかける番匠たちを見事に描いています。
文中に出てくる僧侶<恵海>の、「大工たちは神の手と、仏の慈悲と忍耐を持っている。でなければ、こんなに人の心を打つ堂塔伽藍は建ちあがらぬ」という言葉が、モノ造りをする立場への戒めとして心に残る一冊でした。
本日は西方面に出向いていましたので、馴染の「立ち呑み屋」によることもなくまっすぐに帰宅、家呑みです。
手早くできるメニューとして、【ポークチャップ】と【オムレツ】にしました。
【オムレツ】に絡めても味が合うように、<玉ねぎ・ピーマン・しめじ>を、【ポークチャップ】のソースで炒めています。
<レタス>を千切ってお皿に敷き詰め、ドカンと盛り付け、おいしくいただきました。
何気なく見上げた<看板>ですが、文字使いが気になり立ち止まってしまいました。
「南え2分」と描かれているのですが、「南へ2分」ではないかなと気になります。
看板業界では一般的な表現なのかなとも考えたりしたのですが、施主も確認されての取り付けでしょうから、わたしが疑問を呈する立場ではありません。
それでも、少し気になる<看板>の表示でした。
来月の5月14日(土)・15日(日)の二日間、「第46回神戸まつり」が開催されます。
これを記念して神戸市交通局は、『スルットKANSAI こうべカード』を、4月15日(金)から、地下鉄駅売店・地下鉄定期券発売所にて、限定2000枚で販売しています。
カードのイラストに描かれています四角い顔のキャラクターは、神戸まつりPRキャラクター「元気くん」で、毎年この時期の 「神戸花時計」 の図案になっていますが、あまり知名度があるとは思えません。
お昼ご飯は、勉強会の仕出し弁当ですが、中華好きとしては好みのおかずが一杯詰まっていて、なかなか豪勢な内容でした。
豊中市にある<CHINA DININ’ 【浪曼路(ローマンルー)】>のお弁当の「睡蓮」(2160円)です。
主なおかずとしては、「特製唐揚げ」 ・ 「国産豚肉とこだわりの野菜のオイスターソース」 ・ 「天然大海老のチリソース」 ・ 「天然大海老のマヨネーズソース」 などが詰められており、ご飯は「特製中華おこわ」でした。
勉強会ですのでペットボトルの「お茶」でしたが、このお弁当の内容では、「ビール」でいただきたかったです。
駅に向かい歩いていますと、ガリガリゴロゴリガガガと大きな音が聞こえ、「ユンボ」での解体現場に遭遇いたしました。
まだこの一角は分譲されて10数年ほどしか経っておらず、右側の住宅もきれいな外壁をしています。
日本の住宅の平均寿命は30年もなく、ドイツ90年、アメリカ100年、イギリス140年と比べても、著しく低くなっています。
ハウスメーカーを中心として「安く・早く」という採算性重視が横行、品質低下の要因はいがめませんが、日本にはライフスタイルに合わせて住み替えていくという文化がなく、どうしても最後までその住宅に住み続け、最後は誰も買ってくれないまま「空き家」となり解体せざるを得ません。
また一番の要因は税制面で、原価償却が30年前後に設定、銀行の査定は15年から20年で評価が「ゼロ」となり、移り住むのにもローンが組めない状況があり、必ずしも建物の老朽化だけが要因ではないところが、悩ましい現状です。
「フランスパン」のおいしいことでつとに有名な<ブーランジェリー【レコルト】>さんですが、『ホッと! HANSHINN 3月号』 にて、オーナーの<松尾裕生>が表紙に大々的に載りました。
マスコミの宣伝力は強力で、小さな店内はいつも賑わい、ただでさえ入手困難な「フランスパン」は、かなり先の予約でないと口に入らなくなりました。
そんな【レコルト】さんで、「アンパンマン」の顔を模したパンがありました。
「アンパンマン」ということで、中にきっと「餡」が入っていると予測、クリーム餡か小豆餡かなと予測していたのですが、和菓子風味の上品な黄味餡でした。
小さな子供さん達にはうれしい、「アンパンマンパン」だと思います。
空き地の隅に咲く【タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢)】を、ようやく見つけました。
オオバコ科クワガタソウ属の野草で、原産地はヨーロッパ・アフリカですが、世界中に外来種の帰化植物として定着しています。
「オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)」 に似た小さい花を、根元で分枝して10センチ~30センチ程度直立した茎に咲かせるのが、和名の由来です。
花径は3ミリ、雄しべは2本、雌しべは1本です。花柄はほとんどなく苞や蕚に包まれるように咲き、開花は昼間の数時間と短いために、目立つ花ではありません。
今宵、赤ワインの 「アルパカ・カベルネ・メルロー」 を呑みながら、「茄子のミートグラタン」 を楽しんでいましたら、常連客の <女王> 様がご来店、【ハッサク【八朔)】のおすそ分けをいただきました。
【ハッサク】は江戸時代の1860(万延元)年、広島県因島市の「恵日山浄土寺」で発見された日本原産の柑橘で、「ブンタン」の雑種と考えられています。
【ハッサク(八朔)】という名は「八月朔日」の省略形で、旧暦の8月1日を指す言葉ですが、この頃になると食べられると和尚が言ったのが名称になっています。
実際はまだ実も大きくなくて食べるのに適しておらず、旬は1月~4月頃、3月以降は酸味も落ち着いて食べやすくなります。
黄橙色の外皮は厚く、また袋のじょうのう膜も厚いので、剥いて果肉だけを食べることになりますが、やや面倒な果物のひとつです。
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