リーマンショック後のニューヨークを舞台に、ストリップクラブで働く女性たちがウォール街の裕福なサラリーマンたちから大金を奪う計画を立てたという実話を、<ジェニファー・ロペス>と<コンスタンス・ウー>のダブル主演で映画化した『ハスラーズ』が、2020年2月7日より公開されます。
年老いた祖母を養うためストリップクラブで働き始めた「デスティニー」は、そこでひときわ輝くストリッパーの「ラモーナ」と出会います。ストリッパーとしての稼ぎ方を学び、ようやく安定した生活が送れるようになってきた「デスティニー」でしたが、2008年に起こったリーマンショックによって経済は冷え込み、不況の波はストリップクラブで働く彼女たちにも押し寄せます。
いくら働いても自分たちの生活は向上しない一方、経済危機を起こした張本人であるウォール街のエリートたちの裕福な暮らしは変わらず、その現実に不満を募らせた「ラモーナ」が、「デスティニー」やクラブの仲間を誘い、ウォール街の裕福なクライアントから大金をだましとる計画を企てます。
過去に自分とそっくりの人間がいたということから、運命のいたずらに翻弄されていく主人公を描いたサバイバルミステリー『フェイクプラスティックプラネット』が、2020年2月7日より全国で公開されます。
貧困のためネットカフェ暮らしをしている「シホ」は、ある街角で初対面の占い師に「あんた、25年前にも来たね」と言われます。自分と瓜二つの人間が25年前にいたのかどうか、真実を知ろうとした「シホ」でしたが、そのことから彼女は不思議な出来事に翻弄され、常識の全てが覆る思いがけない事態に直面していきます。
『劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』・『人間失格 太宰治と3人の女たち』などに出演した<山谷花純>が、主人公「シホ」役と25年前に失踪した女優「星乃よう子」役の一人2役を務め、監督は、前作『数多の波に埋もれる声』と本作で、2作連続のゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアターコンペティション部門出品となった<宗野賢一>が務めています。
隠れ腐女子のOLと重度のゲームオタク(ヲタク)の幼なじみが繰り広げる不器用な恋模様を描き、2018年にはテレビアニメ化もされた<ふじた>原作の人気コミックを実写映画化した『ヲタクには恋は難しい』が、2020年2月7日から全国で公開されます。
<高畑充希>(28)と<山﨑賢人>(25)を主演に、テレビ東京系「ドラマ24」の『勇者ヨシヒコ』やテレビアニメ作品「銀魂」シリーズの<福田雄一>監督(51)がメガホンをとっています。
26歳OLの「桃瀬成海」は、転職先の会社で幼なじみの「二藤宏嵩」と再会します。ルックスが良く仕事もできる「宏嵩」は、実は重度のゲームヲタク。そして「成海」もまた、マンガやゲーム、コスプレ、そして何よりBL(ボーイズラブ)を愛する腐女子でした。
周囲にヲタクだとバレる「ヲタバレ」を恐れている「成海」は、普段は本性を隠している「隠れ腐女子」でしたが、ヲタク仲間の「宏嵩」の前では本当の自分をさらけ出すことができました。やがて、ヲタク同士ならば快適に付き合えるのではないかという「宏嵩」の提案もあり、2人は付き合うことになるのですが。
神奈川県横浜市中区長者町で40年続く老舗ライブハウスを描いた音楽ドキュメンタリー『FRAIDAY』が、2020年2月1日より全国で公開されます。
横浜長者町にある雑居ビル3階に位置するライブハウス「FRIDAY」。客席数わずか50席ほどのそのライブハウスは、「クレイジーケンバンド」が無名時代から出演し、ブレイクを果たした現在も毎月ライブを行っていることでも広く知られています。80歳になるマスター<磯原順一>が店を切り盛りし、<柳ジョージ>、<宇崎竜童>、<クリスタルキング>、<近田春夫>ら、そうそうたるミュージシャンから愛され続けています。
本作は、<横山剣>、<翔>、<山崎廣明>、<ムッシュ吉崎>、<近田春夫>、<宇崎竜童>、<なかの綾>ら、「FRIDAY」を愛し、マスターを慕うミュージシャンたちのインタビューやライブ映像を軸に、「FRIDAY」そしてマスター<磯原順一>の魅力に迫っていきます。
監督は、『今を憂う君も春になれば』 ・ 『ぼくと、彼と、』などを手がけた<四海兄弟>が務めています。
『凱里ブルース』(2015年)で知られる新鋭<ビー・ガン>(30)が監督を務めた『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』は、父の死をきっかけに故郷・凱里(かいり)へ里帰りした「ルオ・ホンウ」を主人公とした作品です。
有名女優と同じ名前を持つ女の面影を追って、「ルオ」が現実と記憶と夢が交錯する旅へ出るさまを描いています。公開されたポスタービジュアルには、<ホアン・ジエ(黄王介)>演じる「ルオ」と<タン・ウェイ(湯 唯)>(40)演じる謎の女「ワン・チーウェン」の姿があしらわれています。
後半部分約60分続く3D映像の長回しが話題を呼んでいます。2種類ある予告編として、2D版予告ではよりストーリーに焦点が当てられ、3D版と題した予告には「ルオ」が映画館でメガネをかける長回し導入部のシーンなどが切り取られています。
2018年・第71回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品。日本では、同年の第19回東京フィルメックスで学生審査員賞を受賞した『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』」は、2020年2月28日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿ピカデリーほか全国で順次ロードショー公開されます。
なお『凱里ブルース』も4月より東京のシアター・イメージフォーラムほかで公開される予定です。
<綾野剛>と<北川景子>が共演する『ドクター・デスの遺産ーBLACK FILEー』が、11月に全国で公開されます。撮影は2019年7月から8月にかけて行われ、現在は編集作業中です。
<中山七里>の小説『ドクター・デスの遺産』(2017年5月31日・角川書店)を原作とする本作は、警視庁捜査一課の敏腕刑事「犬養隼人」と冷静沈着な女性刑事「高千穂明日香」が、安楽死を手口とする連続殺人犯を追うクライムサスペンス。
終末期の患者ばかりを襲う連続不審死事件の捜査に乗り出した「犬養」と「高千穂」は、依頼を受けて患者を安楽死させる医師「ドクター・デス」の存在にたどり着きます。そんな中、重度の腎臓病に苦しむ「犬養」の娘「沙耶香」が、「ドクター・デス」に安楽死の依頼をしてしまいます。
「犬養」を<綾野剛>、「高千穂」を<北川景子>が演じ、監督は、 『60歳のラブレター』(2009年)、 『神様のカルテ』 (2011年) ・ の<深川栄洋>が務めています。
<平林勇>(47)の長編初監督作『SHELL and JOINT』が、2020年3月27日(金)に、東京・シネマート新宿と大阪・シネマート心斎橋等で全国で公開されます。
これまで20本の短編映画やアニメを作ってきた<平林勇>監督です。『BABIN』(2008年)がロカルノ国際映画祭で審査員賞に輝き、『663114』(2011年)がベルリン国際映画祭のジェネレーション(14plus)部門で短編スペシャルメンションに選ばれたほか、『ウタモノガタリーCINEMA FIGHTERS projectー』(2018年)の1編『Kuu』」も監督しています。
『SHELL and JOINT』は、節足動物をモチーフに、生と死と性というテーマを描く作品です。カプセルホテルの従業員2名に加え、子を亡くしたフィンランド人、逃亡犯、ミジンコを研究する学生といったホテル利用客の人生の断片を映し出します。
ホテルの従業員役として、節足動物のことばかり考えている男「新渡戸」に<堀部圭亮>(53)が、脳をバクテリアに支配されている女「坂本」に<筒井真理子>(59)が扮しています。
そのほか佐藤藍子、北川弘美、須藤温子、久住小春、東加奈子、野島直人、野本かりあらが出演。オランダのロッテルダム国際映画祭、スウェーデンのヨーテボリ映画祭、アメリカのスラムダンス映画祭に正式招待されている作品です。
『鯉のはなシアター』2018年) ・ 『シネマの天使』(2015年) ・ 『ラジオの恋』(2012年)などを手がけた広島県広島市出身の<時川英之>(47)が監督と脚本を担当した『彼女は夢で踊る』が、4月10日(金)より東京・新宿武蔵野館で公開されたのち、全国で順次ロードショー公開されます。
本作は、実在のストリップ劇場「広島第一劇場」(広島市中区薬研堀9ー3)を舞台とするラブストーリーです。劇場のラストステージを飾るのは、この舞台で幕を引く有名ストリッパーや、謎めいた若い踊り子。最後の幕が上がり、観客たちはステージの踊り子たちの裸の先にある何かを見つめていました。劇場の終演に劇場の社長「木下」は、忘れていたありし日のダンサーとの秘密の恋、そして胸の奥に隠していた秘密を思い出していました。
『影に抱かれて眠れ』 (2019年・監督:和泉聖治 )の<加藤雅也>(56)が「木下」を演じ、特撮ドラマ『仮面ライダービルド』の<犬飼貴丈>(25)が青年時代の「木下」に扮しています。
ヒロインを務めたのは、2016年の第59回ブルーリボン賞において 『ジムノペディに乱れる』 (監督: 行定 勲)の「安里」役で新人賞に輝いた<岡村いずみ>(30)。そのほか<横山雄二>(52)、現役ストリッパーとして活躍する<矢沢ようこ>(43)が共演に名を連ねています。
『コララインとボタンの魔女』(2009年・監督:ヘンリー・セリック)『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(2017年・監督:トラヴィス・ナイト)で知られる制作会社スタジオライカの新作ストップモーションアニメ「Missing Link(原題)」は、アメリカで2019年4月12日に公開されていますが、日本では2020年秋に東京・新宿バルト9ほか全国で公開される予定です。
第77回ゴールデングローブ賞でアニメ映画賞を受賞した本作は、神話と怪獣研究の第一人者を自称する「ライオネル」卿と、人類の遠い祖先にあたる生きた化石「ミッシング・リンク」を軸に展開していく物語。種族で唯一生き残った孤独な生き物「ミッシング・リンク」が、遠い親類を探すため「ライオネル」卿とともに伝説のシャングリラを目指すさまが描かれています。
<ヒュー・ジャックマン>が「ライオネル」卿、<ザック・ガリフィアナキス>が「ミッシング・リンク」に声を当て、<ゾーイ・サルダナ>、<エマ・トンプソン>もボイスキャストに名を連ねた。監督と脚本を担当したのは<クリス・バトラー>です。
また、本作は第92回アカデミー賞の長編アニメーション賞部門にノミネートされているほか、第47回アニー賞で最多8部門の候補となっています。
異色の政治活動家<鈴木邦男>の素顔に迫るドキュメンタリー映画『愛国者に気をつけろ!鈴木邦男』が、2020年2月1日から公開されます。
17歳の時、愛国党党員の<山口二矢>が日本社会党委員長を刺殺する映像に衝撃を受け、「愛国」に目覚めたという<鈴木邦男>(76)です。大学時代には全国学協の代表にまで登りつめるも失脚し、その後、自身が右翼運動に引き入れた早稲田大学の後輩<森田必勝>が<三島由紀夫>とともに自決した1970年(昭和45年)11月25日の「楯の会事件」をきっかけとして、1972年(昭和47年)5月30日に政治団体「一水会」を立ち上げました。
政治的・思想的な挫折と葛藤を繰り返す中で、<鈴木>は自らが訴えてきた愛国心さえも疑い、異なる意見や価値観を持つ人たちの言葉に耳を傾けるようになります。
2年間にわたって<鈴木>の活動に密着し、彼の思想遍歴をたどりつつ、様々な人たちと交流を続ける姿を映し出しています。右翼活動をともにした<雨宮処凛(かりん)>(44)、「一水会」代表の<木村三浩>(63)、赤軍とも関係が深い映画監督の<足立正生>(80)、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の<蓮池透>(65)、元オウム真理教の<上祐史浩>(57)らが出演しています。
監督は、『ナオトひとりっきり Alone In Fukushima』(2015年)・初監督作品『ハリヨの夏』(2006年)の<中村真夕>(47)が務めています。
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