「第42回ヨコハマ映画祭」各賞発表
12月
10日
作品賞は、<大林宣彦>監督の遺作となりました 『海辺の映画館ーキネマの玉手箱』が選ばれ、ベストテン第2位は、<足立紳>監督が自身の家族にまつわるエピソードをユーモラスに映画化した 『喜劇 愛妻物語』 でした。同作で妻役の毒婦ぶりをリアルに演じた<水川あさみ>さんが主演女優賞を獲得、<足立紳>監督は脚本賞を受賞しています。
映画ファンが主催する映画祭として注目が集まる同映画祭ですが、本年度は新型コロナウイルスの影響で表彰式と優秀映画上映会の開催を断念していますが、例年通り、ファンや映画評論家ら38人の投票で各賞を決定、受賞者に通知されました。
主演男優賞は写真家の<浅田政志>さんを魅力的に演じ切った、 『浅田家!』 の<二宮和也>さんが獲得。助演男優賞には、 『罪の声』 などの<宇野祥平>さんと 『もみの家』 の<緒形直人>さんの2人が受賞、また助演女優賞には 『朝が来る』 ・ 『星の子』 での演技に対し、<蒔田彩珠>さんが選ばれています。
監督賞は、 『アルプススタンドのはしの方』 ・ 『性の劇薬』 などで手腕を発揮した<城定秀夫>監督が獲得しました。
4月10日に亡くなった<大林宣彦>監督 とプロデューサー役の妻の<恭子>さんにはこれまでの功績をたたえ、今回限りの「ヨコハマ映画祭大賞」が贈られています。