本日、「NHK BSプレミアム」にて13:00(~14:59)より、1955年アメリカで製作された『原題:East of Eden』、邦題『エデンの東』として1955年10月4日より公開され、幾度かリバイバル上映されています作品の放映があります。
旧約聖書のカインとアベルの物語を下敷きにした<ジョン・スタインベック>の同名小説を、『欲望という名の電車』(1951年) ・ 『波止場』(1954年)の<エリア・カザン>が監督を務め映画化した青春ドラマです。
1917年のアメリカ・カリフォルニア北部の町サリナスを舞台に、孤独な青年「キャル」の苦悩や家族との確執を描きます。
主演は本作が映画初出演となる24歳の若さで亡くなった伝説の大スター<ジェームズ・ディーン>で、愛に飢えた孤独な青年を演じています。兄「アーロン」の恋人に<ジュリー・ハリス>、母の「ケート」に<ジョー・バン・フリート>、父「アダム」に<レイモンド・マッセイ>、「アーロン」に<リチャード・ダヴァロス>が演じ。脚本は<ポール・オスボーン>が担当、 主題曲はあまりにも有名になりましたが、音楽は<レナード・ローゼンマン>が担当しています。
第28回アカデミー賞で監督賞、主演男優賞、助演女優賞、脚色賞にノミネートされて、母を演じた<ジョー・ヴァン・フリート>がアカデミー助演女優賞を受賞しています。また第13回ゴールデングローブ賞作品賞(ドラマ部門)、第8回カンヌ国際映画祭劇映画賞も受賞している作品です。
<加藤ミリヤ>や<椎名林檎>、<マドンナ>など数々のバックダンサーを務め、女優、モデルとしても活躍する<仲万美>の映画初主演作『ドリームズ・オン・ファイア』が、2021年5月15日より全国で公開されます。
ダンサーになることを夢見て、家族の反対を押し切って上京した「ユメ」は、ダンサーたちとのレベル差に圧倒されながらも、目標達成のための努力を惜しむことはありませんでした。
先の見えることのない夢と厳しい現実の狭間でもがく「ユメ」は、たくさんの人たちと出会い、ダンスを続けていきます。
<麿赤兒>、<黒田育世>、<高島政宏>のほか、世界で活躍する日本人ダンサーたちが顔をそろえています。監督は本作が長編デビューとなるカナダ出身の<フィル・メッキー>が務めています。
<アンソニー・ホプキンス>が認知症の父親役を演じ、『羊たちの沈黙』以来、2度目のアカデミー主演男優賞を受賞した2020年イギリス・フランス合作製作の『ファーザー』が、2021年5月14日より全国で公開されます。
日本を含め世界30カ国以上で上演された舞台「Le Pere 父」を基に、老いによる喪失と親子の揺れる絆を、記憶と時間が混迷していく父親の視点から描き出します。日本では、2019年に上演され、父「アンドレ」<橋爪功>と娘「アンヌ」<若村麻由美>、<壮一帆>、<太田緑ロランス>、<吉見一豊>、< 今井朋彦>らが出演していました。
ロンドンで独り暮らしを送る81歳の<アンソニー>は認知症により記憶が薄れ始めていましたが、娘の「アン」が手配した介護人を拒否してしまいます。そんな折、「アンソニー」は「アン」から、新しい恋人とパリで暮らすと告げられる。しかし「アンソニー」の自宅には、「アン」と結婚して10年以上になるという見知らぬ男が現れ、ここは自分と「アン」の家だと主張。そして「アンソニー」にはもう1人の娘「ルーシー」がいたはずですが、その姿はありません。現実と幻想の境界が曖昧になっていく中、「アンソニー」はある真実にたどり着きます。
「アン」役に『女王陛下のお気に入り』の<オリビア・コールマン>が扮し、原作者<フロリアン・ゼレール>が自ら監督を務めています。
第93回アカデミー賞(2021年4月26日 )で作品賞、主演男優賞、助演女優賞など計6部門にノミネートされ、<アンソニー・ホプキンス>の主演男優賞のほか、脚色賞(脚本:フローリアン・ゼレール&クリストファー・ハンプトン)を受賞した作品です。
宗教家の<大川隆法>が原作・製作総指揮を務め、「九尾の狐」の伝説をモチーフに描く『美しき誘惑 現代の「画皮」』が、2021年5月14日より全国で公開されます。
九尾の狐に取り憑りつかれた妖魔の女性と、彼女に心を奪われた男の行く末を描いています。大手銀行副頭取の秘書として働き、才色兼備で周囲の誰もが憧れる「山本舞子」(長谷川奈央)。彼女には、夜に銀座の高級クラブでホステスとして働き、自分の美しさにふさわしい男性を品定めするという、もうひとつの顔がありました。
そしてある日、「舞子」は、将来の総理大臣候補とも呼び声の高い議員の「塩村太郎」(市原綾真)と出会います。「太郎」は瞬く間に「舞子」に夢中になり、2人は結婚することになります。
全ては「舞子」の思惑通りに進む中、「太郎」は、人生の師でもある教団の教祖「橘勝子」(芦川よしみ)から、「舞子」が「九尾の狐」に取り憑りつかれた妖魔であると告げられます。自分の美しさによって国が滅びることを望む「舞子」。そんな彼女にも良心があるはずだと信じたい「太郎」は、葛藤を抱えながら結婚式当日を迎えます。
サブタイトルにある「画皮」は、中国古来の伝奇物語で、妖魔が人をたぶらかすために被る「美女の顔や手足を描いた人間の皮」の意味があります。
すれ違い、惹かれあう男女の姿を描いた<越川道夫>監督の『誰でもない恋人たちの風景』シリーズ第3弾『アララト 誰でもない恋人たちの風景vol.3』が、2021年5月15日より全国で公開されます。
「サキ」の夫で画家の「スギちゃん」は、数年前に倒れて左半身が動かなくなり、今ではすっかり絵を描かなくなってしまっていました。そんな「スギちゃん」がある日、「サキ」のヌードを描きたいと言いだします。
深夜のファミレスで働き生活を支えながら、「スギちゃん」にまた絵を描いてほしいと思っていた「サキ」は心から喜びますが、「サキ」に依存しなければ生きられないことに「スギちゃん」はいら立ちを感じていました。すれ違うふたりの身体と心。ふたりの間に大きな亀裂が生まれた日、「サキ」はファミレスの同僚「ユキオ」と結ばれます。
「サキ」役を『私の奴隷になりなさい第2章 ご主人様と呼ばせてください』の<行平あい佳>、「スギちゃん」役を自身も左半身に麻痺を抱えながら舞台などで俳優として活動する<荻田忠利>がそれぞれ演じています
本日、「BSテレ東」にて18:54より1999年アメリカ・カナダ合作として制作の『原題:Double Jeopardy』が、邦題『ダブル・ジョパディー』として2000年3月4日に公開された作品の放映があります。
「リビー」は夫「ニック」と幼い息子「マティ」との三人で幸せに暮らす普通の主婦でしたが、ある日突然、「ニック」が失踪、さらに「リビー」は夫殺しという身に覚えのない罪で逮捕され、有罪となってしまいます。
「リビー」は友人の「アンジー」に「マティ」を預けて刑務所に収監されますが、服役中に「アンジー」は「マティ」と音信不通になってしまいます。
刑務所仲間の協力を得て2人を探し出した「リビー」は、驚くべき真相を知ります。実は「ニック」は生きており、以前から「アンジー」と不倫の仲だったため、「リビー」を罠にはめたうえで、「アンジー」と「マティ」と一緒に暮らしていました。
「リビー」は刑務所仲間からアメリカ合衆国憲法修正第5条に定められた「二重処罰の禁止」(同一の犯罪で二度有罪にはならない)の事を聞き、6年後、仮出所した「リビー」は保護観察官「レーマン」の監視下に置かれながらも、「ニック」へ の復讐を決行しようとします。
「リビー」を<アシュレイ・ジャッド>、「ニック」を<トミー・リー・ジョーンズ>、「アンジー」を<アナベス・ギッシュ>が扮し、監督は、<ブルース・ベレスフォード>が務めています。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて2020年5月22日の公開が延期されています<岡田准一>(V6)の主演作『燃えよ剣』は、昨年末に公開時期として2021年10月公開までのお知らせがありました、ようやく正式な封切り日が、2021年10月15日に決定したようです。
志士たちの人生と彼らが生きた激動の幕末を描く<司馬遼太郎>の同名小説『燃えよ剣』(1964年3月・文藝春秋新社刊)を<原田眞人>が映画化しています。
新選組副長「土方歳三」役の<岡田准一>のほか「近藤勇」役で<鈴木亮平>、「沖田総司」役で<山田涼介>(Hey! Say! JUMP)、「芹沢鴨」役で<伊藤英明>、土方と恋に落ちる「お雪」役で<柴咲コウ>が出演し、会津藩藩主「松平容保」役で<尾上右近>、江戸幕府第15代将軍の「徳川慶喜」役で<山田裕貴>、新選組副長助勤として会津まで土方に付き従った「斎藤一」役で<松下洸平<が出演しています。
ベルギーの古都ブルージェを舞台に、殺し屋たちの駆け引きを皮肉やユーモアを織り交ぜながら描いた2008年イギリス・アメリカ合作製作の『ヒットマンズ・レクイエム』が、2021年5月13日より公開されます。
ロンドンでひと仕事を終えたばかりの新米殺し屋「レイ」(コリン・ファレル)とベテラン殺し屋「ケン」(ブレンダン・グリーソン)は、ボスの命令でブルージェを訪れます。地元の女性「クロエ」(クレマンス・ポエジー)にひと目惚れした「レイ」は、彼女をデートに誘うことに成功します。
一方「ケン」は、ロンドンの仕事である失敗を犯した「レイ」を抹殺するようボスから命令されます。
<マーティン・マクドナー>が監督を務め、「レイ」役の<コリン・ファレル>がゴールデン・グローブ主演男優賞を受賞した作品です。
『バルタザールどこへ行く』(1966年) ・ フランスの第一回「新しい批評賞」で最優秀フランス映画賞を得た『スリ』(1959年)など数々の名作を生んだフランスの<ロベール・ブレッソン>(1901年9月25日 ~1999年12月18日)監督が、『罪の天使たち』(1943年) ・ 『ブローニュの森の貴婦人たち』(1945年)に続く1951年に手がけた長編第3作『田舎司祭の日記』が、2021年5月14日より全国で公開されます。
カトリック作家<ジョルジュ・ベルナノス>の同名小説を原作に、聖と俗の間で葛藤する若き司祭を静謐なタッチで描き出します。北フランスの寒村に赴任した若い司祭は、身体の不調を自覚しながらも、村人たちの悩みを聞き布教と善行に励む日々を送っていました。
しかし、彼の純粋な信仰への思いは村人たちとの間に次第に溝を生じさせ、事態は思わぬ方向へと展開していきます。
キャストには素人を起用し、音楽やカメラの動きなども含めた{演出}を削ぎ落としていく手法で、<ロベール・ブレッソン>独自のスタイル「シネマトグラフ」を確立した作品です。日本では製作から70年にわたり劇場未公開でしたが、4Kデジタルリマスター版で劇場初公開となりました。
『マルセイユの恋』などを手がけたフランスの<ロベール・ゲディギャン>監督が2016年に制作した『原題:La villa』が、邦題『海辺の家族たち』として2021年5月14日より全国で公開されます。
パリに暮らす人気女優の「アンジェル」は、20年ぶりにマルセイユ近郊の故郷に帰ってきます。家業である小さなレストランを継いだ上の兄の「アルマン」と、最近リストラされて若い婚約者に捨てられそうな下の兄の「ジョゼフ」、兄妹3人が集まったのは、父が突然倒れたからでした。意識はあるもののコミュニケーションが取れなくなった父、家族の思い出が詰まった家をどうするかなど、たくさんの話し合うべきテーマを語りながら、それぞれが胸に秘めた過去があらわになっていきます。
町の人びとも巻き込んで、家族の絆が崩れそうになった時、兄妹は入り江に漂着した3人の難民の子どもたちを発見します。
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