『時をかける少女』<大林宣彦>@NHK BSプレミアム
5月
31日
<筒井康隆>のSF小説『時をかける少女』(1967年3月・鶴書房盛光社刊)を、『転校生』(1982年)の故<大林宣彦>監督が、ふるさとの尾道を舞台に映画化した青春ファンタジーです。
高校生の「芳山和子」は、学校の実験室で白い煙とともに立ちのぼったラベンダーの香りをかいだ瞬間、意識を失い倒れてしまいます。それ以来、時間を移動してしまうような不思議な現象に悩まされるようになった「和子」は、同級生の「深町一夫」に相談するのですが。
本作が映画初主演となる<原田知世>がフレッシュな魅力でヒロインを好演し、第7回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。興行収入は28億円を記録し、邦画では年間2位となり、<松任谷由美>作詞・作曲の<原田知世>が唄う主題歌『時をかける少女』も流行りました。