『ナグラチームが解散する日』・『誰もいない部屋』などのインディーズ映画を手がけてきた<田口敬太>監督が、自身の祖父の記憶から着想を得て、昭和レトロのムードを漂わせながら、自由を求める女と男の姿を、はかなくも繊細に描いた『たまつきの夢』が、2023年7月15日より公開されています。
第2次世界大戦時の日本。軍需工場経営者で地主の「熊野」の妾として、彼の屋敷で暮らす「きし乃」は、弟の戦死の報を受けて恋人と心中を図ります。しかし自殺しようとしたところで、弟と面影の重なる「浅次郎」という男と出会います。結核を患っている「浅次郎」は兵役免除となり、人目につかないように暮らしていました。
「浅次郎」は、同じく結核で亡くなった妻と始めた撞球場(ビリヤード場)を経営し、風紀を乱すという理由から警察の取締の対象となっていますが、それでも彼にはビリヤードの世界チャンピオンになるという夢がありました。
『男の優しさは全部下心なんですって』の<辻千恵>が主人公の「きし乃」、「浅次郎」役は『彼女はひとり』の<金井浩人>が演じ、<山口大地>、<木原勝利>、<佐藤睦>がキャストに名を連ねています。
韓国ソウルの江南を舞台に描くゾンビ映画『江南ゾンビ』が、2023年7月16日より公開されます。ドラマ『イルタ・スキャンダル 恋は特訓コースで』などで人気の<チ・イルジュ>と、アイドルグループ「T-ARA」の<ジヨン>が主演を務めています。
芸能事務所やハイブランドのショップが立ち並び、ソウルの中でもひときわ華やかな江南地区。そこにある動画制作会社で働く「ヒョンソク」は、同僚の「ミンジョン」にひそかに思いを寄せていました。そんなある日、会社に半狂乱の男が乱入し、人々を襲い出します。男に噛まれた人々は次々とゾンビ化し、街はたちまちゾンビに占領されてしまいます。
かつてテコンドーで韓国代表の控え選手に選ばれたこともある実力を持つ「ヒョンソク」は、テコンドーで習得した回し蹴りを武器に、数少ない生存者たちとともに襲い来るゾンビと対峙します。
<チョ・ギョンフン>、<チェ・ソンミン>が共演、監督は2010年に『ミスター・ゾンビ』(日本未公開)を手がけている<イ・スソン>が務めています。
本日深夜<2:25>より「カンテレ」にて、2016年アメリカ・中国・香港合作製作の『原題:Skiptrace』が、邦題『スキップ・トレース』として2017年9月1日より公開されました作品の放送があります。
<ジャッキー・チェン>主演で、香港の刑事とアメリカ人詐欺師が、ひょんなことから追われる身となり、世界中で逃亡劇を繰り広げる様子を描いています。
香港のベテラン刑事「ベニー・チャン」は、相棒「ユン」を殺した疑いのある香港の犯罪王「ヴィクター・ウォン」を9年間追い続け、「ユン」の娘である「サマンサ」を育ててきました。しかし、捜査中の過度の追跡により近隣住宅に甚大な被害を与えてしまい、停職処分となり、「サマンサ」も「ヴィクター」の犯罪に巻き込まれてしまいます。
「ベニー・チャン」は「サマンサ」を救出するため、事件の鍵を握るアメリカ人詐欺師「コナー・ワッツ」を追ってロシアへと向かいますが、なぜか「ベニー」と「コナー」が追われる身となってしまいます。
<ジャッキー・チェン>が主人公の刑事「ベニーを・チャン」、「コナー」役を<ジョニー・ノックスビル>、「サマンサ」役を<ファン・ビンビン>がそれぞれ演じ、監督は、『ダイ・ハード2』・『クリフハンガー』の<レニー・ハーリン>が務めています。
今夜<21:15>より「BSーTBS」にて、2014年アメリカ製作の『原題:The Equalizer』が、邦題『イコライザー』として2014年10月25日より公開されました作品の放送があります。
元CIAエージェントの「マッコール」は、いまはホームセンターで働く、ごく普通の真面目な人間として生活していましたが、ある夜、なじみのカフェで娼婦の少女「テリー」と出会い、彼女を囲うロシアンマフィアの非情さに、内に眠っていた正義感が目を覚ましていきます。
かつての「マッコール」は、身のまわりにあるあらゆる物を武器に変え、警察では解決できない不正をこの世から瞬時に消してしまう〈イコライザー〉と呼ばれる男でした。「マッコール」は「テリー」との出会いから、再び〈イコライザー〉としての仕事を遂行していきます。
「ロバート・マッコール」に<デンゼル・ワシントン>、「テディ・レンセン(ニコライ・イチェンコ)」に<マートン・ソーカス>、「テリー(アリーナ)」に<クロエ・グレース・モレッツ>、「マスターズ」に< デヴィッド・ハーバー>、「マンディ」に< ヘイリー・ベネット>ほかが出演、監督は<アントワン・フークワ>が務めています。
今夜<21:00>より「カンテレ」にて、2006年アメリカ製作の『原題:Cars』が、邦題『カーズ』として2006年7月1日より公開されました作品の放送があります。
『トイ・ストーリー2』以来、7年ぶりに<ジョン・ラセター>自らが監督に挑戦したディズニー/ピクサー映画です。
レストランがガソリンスタンド、靴屋がタイヤ販売店という「クルマの世界」を舞台に、傲慢な新人レースカー「ライトニング・マックイーン」の成長を描いています。
原作での声の出演は、「ライトニング・マックイーン」に<オーウェン・ウィルソン>、「サリー」に<ボニー・ハント>、そしてハリウッド一のカーレース狂として知られる<ポール・ニューマン>が「ドック・ハドソン」に声を当てています。
本日<16:20>より、「NHK Eテレ」にて、2021年8月13日より公開されました長編アニメーション『深海のサバイバル!』の放送があります。
国内発行部数が累計1000万部を突破するベストセラー学習漫画「科学漫画サバイバル」シリーズの前作『人体のサバイバル!』(2020年7月31日公開・監督:奈須川充)に続き劇場アニメ化第2弾で、原作漫画で最も発行部数の多い『深海のサバイバル』を映画化【40分)しています。
深海調査のため潜水艇アンモナイト号に乗り込んだ「ジオ」、「ピピ」、「コン博士」でしが、水深数千メートルの深海を目指す途中、メタンガスの泡に巻き込まれアンモナイト号が故障。海上の「ケイ」とも連絡が取れないばかりか、巨大な「ダイオウイカ」と「マッコウクジラ」に襲われ、「ジオ」がはぐれてしまいます。「ピピ」と「コン博士」はジオ救出に向かいますが、アンモナイト号のエネルギーは残りわずか。一方、はぐれた「ジオ」は、真っ暗な海底で深海生物に取り囲まれていました。
声の出演は「ジオ」役に<松田颯水>、「ピピ」役に<潘めぐみ>、「コン博士」役に<山口勝平>、「ケイ」役に<石田彰>、東大卒クイズ王としてさまざまなクイズ番組やバラエティ番組で活躍する<伊沢拓司>が、潜水艇をモニターする「海洋調査船のオペレーター」役で声優に初挑戦しています。監督は<入好さとる>が務めています。
あらすじ、声優、予告といった情報を事前に出さない〈一切宣伝なし〉という異例の方針がとられました<宮﨑駿>の新作『君たちはどう生きるか』が、本日7月14日に全国で公開されました。謎に包まれていた映画の一端をお届けします。
本作は<宮﨑駿>が監督する12本目の長編アニメーションにして2013年7月20日より公開の『風立ちぬ』以来10年ぶりの新作です。主な事前情報は<宮﨑駿>が原作・監督・脚本を担うこと、公開日、タイトル、ポスタービジュアルのみでした。タイトルは<宮﨑駿>が幼少の頃に読んで衝撃を受けた<吉野源三郎>の小説『君たちはどう生きるか』(1948年10月・新潮社)から採用されていますが、作品の中身は小説とは関係なく「冒険活劇ファンタジー」と明かされていました。
複数企業が出資する製作委員会方式はとらず、スタジオジブリが単独出資で製作。メインスタッフでは作画監督を「エヴァンゲリオン」シリーズの<本田雄>、美術監督を『風立ちぬ』と同じ<武重洋二>、音楽を<宮﨑駿>と多数の作品で組んできた<久石譲>が担当することは分かっていました。
物語の舞台は、第2次世界大戦下の日本。主人公は入院中の母を火事で亡くし、父親の再婚に伴って田舎へ移り住んだ少年「牧眞人」です。父親の再婚相手は、死んだ母とそっくりな母の妹でした。一風変わった7人の老婆が仕える屋敷に住み始めた「眞人」でした。その屋敷の近くには、かつて物語が好きな大おじが建て、忽然と姿を消したという廃墟同然の塔がありました。「眞人」は人の言葉をしゃべる〈アオサギ〉に導かれ、不思議な世界へと冒険に出ます。
「牧眞人」に声を当てたのは、ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』の放送を控えるトップコート所属の<山時聡真(さんときそうま)>です。このほか<菅田将暉>、<柴咲コウ>、<あいみょん>、<木村佳乃>、<竹下景子>、<風吹ジュン>、<阿川佐和子>、<大竹しのぶ>、<滝沢カレン>、<國村隼>、<小林薫>、<火野正平>がキャストに名を連ねています。また<木村拓哉>が「眞人」の父親役で特別出演しています。主題歌は<米津玄師>が作詞・作曲・歌を担った新曲『地球儀』です。
12日、フィリピンの検閲当局は今月19日から全国公開が予定されています米映画『バービー』(日本公開2023年8月11日)について、上映の際には南シナ海における中国独自の境界線「九段線」が描かれているとして物議を醸している地図をぼかすよう、配給元に要請していると公表しています。
米ワーナー・ブラザースが配給する『バービー』は、バービー人形をテーマに、<グレタ・ガーウィグ>が監督し、<マーゴット・ロビー>と<ライアン・ゴズリング>が出演するファンタジー・コメディーです。
『バービー』をめぐっては、ベトナムが先週、「九段線」を示した地図が登場するとして同作の上映を禁止したと報じられていました。これを受け、フィリピンの検閲当局も精査を行ったようです。
検閲当局は、「漫画的な地図」に「九段線」は描かれていないが、「アジア」と書かれた大陸の周りに破線の点が8個書き込まれ、フィリピン、マレーシア、インドネシアは地図上で明示されていないと指摘。さらに、「バービー」が「バービーランド」から「現実世界」に空想の旅をするルートが描かれていますが、これはストーリー上欠かせないものだとした上で、物議を醸している波線をぼかすようワーナーに要請したとしています。
「九段線」とその囲まれた海域に対する中国または台湾の主張の歴史的権利について、2016年7月12日、ハーグの常設仲裁裁判所は「法的根拠がなく、国際法に違反する」と判断(南シナ海判決)を下しています。
今夜<21:00>より「読売テレビ」の『金曜ロードショー』にて、2011年7月16日より公開されましたスタジオジブリ作品の『コクリコ坂から』の放送があります。
『なかよし』(講談社刊)に連載されました<高橋千鶴・佐山哲郎>による少女漫画をスタジオジブリが映画化、<宮﨑駿>が企画・脚本、『ゲド戦記』(2006年7月29日)の<宮崎吾朗>が同作以来5年ぶりに手がけた監督第2作目になります。
原作から時代設定を東京オリンピック前年の1963年に変更し、横浜を舞台に、自らの出生の秘密に揺れる一組の男女の恋や青春を描いています。
1963年の横浜、港の見える丘にあるコクリコ荘に暮らす16歳の少女「海」は毎朝、船乗りの父に教わった信号旗を海に向かって揚げていました。ある日、「海」は高校の文化部部室の建物、通称「カルチェラタン」の取り壊しに反対する学生たちの運動に巻き込まれ、そこで1学年上の新聞部の少年「俊」と出会います。2人は徐々にひかれあっていきます。
「海」役に長編劇場アニメ声優初挑戦の<長澤まさみ>、「俊」役は<宮﨑吾朗>監督の前作『ゲド戦記』に続き2度目のジブリ作品参加となる<岡田准一>が声を当てています。主題歌は『ゲド戦記』の『テルーの唄』で注目を集めた<手嶌葵>が再び担当しています。
本日<13:00>より「NHK-BSプレミアム」にて、1954年アメリカ製作の『原題:Broken Lance』が、邦題『折れた槍』として1954年11月19日より公開されました作品の放送があります。
1880年代アメリカ南西部。大農場主「マット」には、先妻との間に生まれた3人の息子「ベン」・「マイク」・「デニー」と、インディアンの娘だった現在の妻と間に生まれた子「ジョー」がいました。そんな彼らが骨肉の争いを繰り広げます。
牧場主「マット」が精錬所から流れ出た鉱毒により家畜を殺されたことから社会と戦うことになる様子が描かれます。西部劇で銃撃戦もある作品ですが、社会問題を取り上げた異色さが見どころとなっています。
廃液がもたらした家畜の死をめぐる精錬所との戦いはもちろん、身内との争い、ネイティヴ・アメリカンへの差別など、時代背景を押さえた骨太ストーリーを展開しています。
「マット・デヴロー」に<スペンサー・トレイシー>、「ジョー・デヴロー」に<ロバート・ワグナー>、「バーバラ」に<ジーン・ピーターズ>、「ベン・デヴロー」に<リチャード・ウィドマーク>、「セニョーラ・デヴロー」に<ケティ・フラド>、「マイク・デヴロー」に<ヒュー・オブライアン>、「デニー・デヴロー」に<アール・ホリマン>ほかが出演、監督は<エドワード・ドミトリク>が務めています。アール・ホリマン
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