7日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は5営業日続伸して始まりました。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ先送りへの懸念が後退し、主力株への買いが続いていますが、7日に決算を発表しましたウォルト・ディズニーの株価が大幅に下げ、ダウ平均の重荷となりました。
労働需給が緩み始めているとの見方から、市場では(FRB)が年後半にも利下げを始めるとの観測が意識されています。7日の米債券市場では長期金利が(4.4%台半ば)と前日終値(4.48%)を下回っています。金利と比べた株式の相対的な割高感が薄れているのも米株相場を支えています。
反面、相場の上値は重く、ダウ平均株価は前日までの4営業日で1036ドル上昇しています。短期間で大きく上げた後で、目先の利益を確定する売りも出やすく、個別では、2024年1〜3月期の決算で売上高が市場予想を下回ったディズニー株が(10%)ほど下げる場面があり、ダウ平均株価を下押ししています。
ダウ平均株価は、前日比31ドル99セント(0.082%)高の3万8884ドル26セントでした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比16.69ポイント(0.10%)安の1万6332.56でした。
S&P500種株価指数は、前日比6.96ポイント (0.13%)高の5187.70でした。