13日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。
13日朝発表の10月の米消費者物価指数(CPI)は伸び率が市場予想と一致でした。物価上昇の再加速への警戒がいったん後退し、投資家心理を支えていますが、主要株価指数は最高値圏にあり、主力株の一部には利益確定や持ち高調整の売りが出やすいく、ダウ平均株価は下げる場面もありました。
10月の米(CPI)は前月比(0.2%上昇)の「2.6%」でした。エネルギーと食品を除くコアが同(0.3%)となり、市場予想と一致しています。コア指数の前年同月比の上昇率は(3.3%)と、前月と市場予想に並んでいます。物価上昇が再び加速することへの警戒が根強かっただけに、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ方針を変えるほどではないとの受け止められ、市場では買い安心感につながっています。
ダウ平均株価は下げる場面がありました。11日まで連日で最高値を更新していただけに、前日に続き主力株の一部には利益確定の売りが出て指数を下押ししています。
ダウ平均株価は、前日比47ドル21セント(0.11%)高の4万3958ドル19セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比50.68ポイント(0.26%)安の1万9230.72で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比1.39ポイント (0.023%)高の5985.38で終えています。