「1ドル=147円60銭~147円61銭」(8月26日)
8月
26日
26日の東京外国為替市場で、円相場は反落でした。17時時点では前日の同時点に比べ31銭の円安・ドル高の「1ドル=147円64〜65銭」で推移しています。
月末を間近にして輸入企業など国内実需筋による円売り・ドル買いが増えるとの観測が重荷となるましたが、<トランプ米大統領>が米連邦準備理事会(FRB)の<クック理事>の解任を発表し、円相場は急伸する場面もありました。
10時前の中値決済に向けては、月末を控えておりドル不足のようで、国内輸入企業などの円売り・ドル買いが意識されました。(FRB)の9月利下げを織り込む形で前週末に円相場が大きく水準を切り上げていたため、持ち高調整や利益確定を目的とした円売り・ドル買いも出やすくなっていました。
9時半すぎには「1ドル=146円99銭」近辺まで急伸する場面もありました。<トランプ米大統領>は日本時間26日午前(米東部時間25日夜)に自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、住宅ローン関連で不正の疑いがあるとして(FRB)の<クック理事>の「解任通知書」を公表。(FRB)の独立性を巡る懸念が高まり、米利下げペースが速まるとの思惑から円買い・ドル売りが膨らみました。
ただ、買いが一巡すると円相場は再び下げに転じています。ロイター通信が日本時間26日昼ごろに、(FRB)の<クック理事>は「解任の理由はなく辞任するつもりはない」との認識を示したと報じ、円売り・ドル買いの勢いが増しています。