ダウ平均株価(7月31日)終値4万4130ドル98セント
8月
1日
7月31日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。前日に四半期決算を発表したマイクロソフトが大幅に上昇しています。人工知能(AI)関連の銘柄を中心に買いが入り、相場を支えています。半面、ディフェンシブ株の一部などに売りが出て、ダウ平均株価は小幅に下げる場面がありました。
マイクロソフトは一時(8%)あまり上昇し、時価総額が初めて4兆ドル台に乗せています。前日に発表しました2025年4〜6月期決算で売上高や1株利益見通しが市場予想を上回りました。7〜9月期の主要3部門をあわせた売上高見通しも市場予想以上となり、買いを集めています。ダウ平均株価の構成銘柄ではありませんが、メタプラットフォームズは一時(13%高)でした。前日に発表しました決算や売上高見通しが好感されています。
マイクロソフトとメタは(AI)関連の設備投資を拡大しており、関連銘柄にも買いが入っています。エヌビディアのほか、31日の取引終了後に四半期決算を発表するアマゾン・ドット・コムが上昇しています。
ダウ平均株価は下げる場面がありまし。米連邦準備理事会(FRB)は29〜30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の想定通り政策金利の据え置きを決めています。<パウエル(FRB)議長>は記者会見で9月の政策方針を決めていないことを強調し、市場の早期利下げ観測をけん制しました。市場ではインフレへの警戒を高めたとの受け止めがあり、投資家心理の重荷となりました。
31日朝発表の6月の米個人消費支出(PCE)物価指数の前年同月比の上昇率は(2.6%)、エネルギーと食品を除くコアでは(2.8%)、ともに市場予想(2.5%、2.7%)を上回りました。4〜6月期の米雇用コスト指数の前期比の伸び率は(0.9%)と市場予想(0.8%)以上でした。米国のインフレ圧力の根強さが意識されています。
ダウ平均株価は、前日比330ドル30セント(0.74%)安の4万4130ドル98セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比7.22ポイント(0.034%)安の2万1122.45で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比23.51ポイント (0.37%)安の6339.39で終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比7.22ポイント(0.034%)安の2万1122.45で終えています。
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