日経平均株価(7月24日)終値4万1826円34銭
7月
24日
24日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸し、前引けは前日比812円18銭(1.97%)高の4万1983円50銭でした。2024年(7月11日)以来、約1年ぶりに4万2000円台に乗せる場面がありました。日米関税交渉の合意を好感して前日の米株式相場が上昇し、日本株は連日の急伸となっています。日本以外の各国と米国との間でも貿易交渉が進展するとの期待が高まっており、短期資金を中心に運用リスクをとる動きが加速でした。
23日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は半年ぶりに年初来高値を更新し、24年12月以来の高値を付けています。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数と多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は最高値を更新でした。米欧の貿易協議の合意への期待感が株価を押し上げました。米国は中国とも月内に閣僚協議を開く見通しで、<ベッセント米財務長官>は8月12日と定めています一部関税停止の期限を延長する可能性について協議すると説明しています。米関税政策による世界景気の悪化懸念が後退したとの受け止めが広がり、投資家心理が強気に傾いています。
前日の日経平均は日米合意を受けて「1396円40銭」高と急伸でしたが、海外短期筋などは連日で日経平均先物に断続的な買いを入れているようで、戻り待ちや利益確定の売りは出ていないようです。国内では与党の参院選大敗を受け、<石破茂首相>の退陣を求める声が自民党内で強まっているようです。市場では、財政規律派の石破氏が退陣すれば、次期政権が財政拡張的な政策を進めるとの思惑も日本株買いを後押ししたようです。
終値は、前日比655円02銭(1.59%)高の4万1826円34銭でした。