[1doru=144円34銭~144円35銭」(7月4日)
7月
4日
4日の東京外国為替市場で、円相場は反落でした。17時時点では前日の同時点に比べ54銭の円安・ドル高の「1ドル=144円40〜41銭」で推移しています。
3日発表の米雇用指標が米労働市場の底堅さを示したとして、米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退。3日の米長期金利が上昇し、円売り・ドル買いが先行しました。ただ、円売りが一巡した後は持ち高調整を目的とした円買い・ドル売りも入っています。
3日発表の6月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比14万7000人増と市場予想(11万人増)を上回りました。失業率の前月比での伸び率は市場予想を下回り、(FRB)が早期利下げに動きにくくなるとの見方が強まりました。3日のニューヨーク市場で米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢となりました。
円は一時「1ドル=144円19銭」近辺まで下げ渋る場面がありました。(FRB)がいずれ利下げを再開するとの見方は根強く、ドルの押し目とみた買いが入っています。
<トランプ米大統領>が貿易相手国・地域に関税率を示した書簡を送ると述べたと報道があり、米関税政策の先行きを巡る懸念が強く、円買い・ドル売りが入った面もありました。