「1ドル=146円15銭~146円17銭」
6月
21日
20日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、祝日前の前営業日の18日と比べて90銭円安・ドル高の「1ドル=146円00〜10銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=146円22銭」、高値は「1ドル=145円47銭」でした。
イスラエルとイランの軍事衝突を巡って外交的解決の余地があるとの見方が浮上し、低リスク通貨とされる円の重荷となりました。
<トランプ米大統領>は、19日に米国がイランに軍事介入するかの是非を2週間以内に判断すると表明しています。英国、ドイツ、フランスの欧州3カ国とイランは、20日にスイスのジュネーブで外相会談を開き、核問題における外交的解決を目指して協議を継続することで合意しました。対話によって事態を打開する方向に動き始めたと受け止められ、米国が近くイラン攻撃に踏み切るとの見方がいったん後退しています。
中東を巡る警戒がひとまず薄れ、ドイツなど欧州の主要株式相場が上昇し、米主要株価指数も上げ幅を広げる場面がありました。投資家のリスク回避姿勢が高まった際に流動性の高いドルと並んで買いが入りやすかった円に売りが出ています。