4日の東京外国為替市場で、円相場は大幅に続伸でした。17時時点では前日の同時点に比べ89銭の円高・ドル安の「1ドル=146円35〜36銭」で推移しています。
<トランプ米政権>が発表しました「相互関税」が世界景気の下振れにつながるとの警戒感が強く、「低リスク通貨」とされる円には買いが優勢でした。日経平均株価が下げ幅を広げる局面で、歩調を合わせるように円買い・ドル売りの勢いが増しました。
円相場は「1ドル=146円40銭」近辺まで伸び悩む場面もありました。国内輸入企業などの円売り・ドル買い観測が相場の上値を抑えています。世界的な景気懸念から金融・資本市場が一段と不安定になれば、日銀は追加利上げに動きづらくなるとの観測が広がり日本の金利が急低下したのも円売り・ドル買いを促しています。