スペインのカタルーニャで、3世代にわたる大家族で桃農園を営んでいるソレ家。例年通り収穫を迎えようとしていた矢先、地主から夏の終わりに土地を明け渡すよう通達されます。桃の木を伐採して、その場所にソーラーパネルを敷き詰めるというのです。
頑固者の父は激怒しますが、母と妹夫婦はパネルの管理をすれば楽に稼げるという話に心を動かされます。賭け事でお金を稼ごうとする祖父、取り付く島のない父、資金稼ぎに畑の片隅で大麻栽培を始める長男など、それぞれの方法で桃園の危機をどうにかしようとする彼らでしたが、やがて大げんかに発展。家族の関係に大きな亀裂が入ったまま、最後の収穫が始まります。