東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市大川地区を舞台に、震災で妹を失った2人の女子中学生の繊細な心の揺れをみずみずしく描いた中編ドラマ『春をかさねて』が、2024年12月7日より公開されます。
震災で妹を亡くした14歳の「今野祐未」は、被災地へやって来る多くのマスコミからの取材に気丈に応じています。一方、同じく妹を亡くした幼なじみの「大輪田れい」は、東京から来たボランティアの大学生に恋心を抱き、化粧をするようになります。ある日の放課後、「祐未」はそんな「れい」に対して嫌悪感を表します。
「今野祐未」に<齋藤小枝>、「大輪田れい」に<齋藤桂花>、「今野映子」に<齋藤由佳里>、「植村記者」に<芝原弘>、「綾里啓介」に<秋山大地>ほかが出演しています。
自身も震災を経験した1996年生まれの石巻市出身の映画作家<佐藤そのみ>が監督・脚本を手がけ、東日本大震災から8年後の2019年に大川地区で撮影。震災遺構として現在は立入禁止となっている大川小学校などで撮影しています。