7月1日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落に転じています。10時時点は「1ドル=161円00銭〜02銭」と前週末6月28日の17時時点と比べて8銭の円安・ドル高でした。一時は「1ドル=161円19銭近辺まで下げ幅を広げています。
10時前の中値決済に向けては、実需のドル買いが優勢となり、国内輸入企業などによる円売り・ドル買い観測があり、円相場を押し下げました。
内閣府が1日に発表しました1〜3月期の国内総生産(GDP)再改定値は物価変動を除いた実質で前期比(0.7%減)、年率換算では(2.9%減)となり、改定値から下方修正となりました。外為市場では「日銀の追加利上げを後押しする結果ではなかった」との受け止めがあり、円相場の重荷になっています。