<藤井聡太棋王>(287)2勝1分け@第49期棋王戦五番勝負
3月
4日
3日、新潟市の「新潟グランドホテル」で「第49期棋王戦五番勝負」の第3局が行われ、<藤井聡太棋王>が挑戦者の<伊藤匠七段>に105手で勝ち、通算2勝1持将棋(引き分け)として棋王初防衛に王手をかけています。
正午の昼食休憩に入るまでにかけた考慮時間はわずか19分でした。一方で伊藤は1時間22分を消費しています。逆のパターンは多くありますが、タイムマネジメントで序盤にこれだけの大差をつけるのは極めて珍しい対局でした。最終的に、持ち時間各4時間のうち、残りは<藤井聡太棋王>13分、<伊藤匠七段>1分でした。
対局は角換わりの戦型に。<藤井聡太棋王>が積極的な仕掛けから、終盤に入ると的確な攻めを続け、挑戦者の玉を寄せ切りました。
<藤井聡太棋王>は、3月17日栃木県日光市(日光きぬ川スパホテル三日月)で行われます第4局で勝つと、全八冠獲得後のタイトル戦3期(竜王、王将、棋王)連続防衛を、無敗で果たすことになります。