今年の読書(25)「ダリオ・アルジェント──『サスペリアの衝撃』」ele-king編集部(編)
4月
25日
本書はホラー、サスペンス映画の鬼才<ダリオ・アルジェント>の魅力が紹介されています。
ヨーロッパに伝わる魔女伝説をモチーフに、独自の色彩感覚にこだわった耽美的な描写で一世を風靡した『サスペリア(1977年)』や<ジェニファー・コネリー>主演の『フェノミナ』、工夫を凝らした残酷シーンと、意外すぎるでトリックでミステリファンをも驚嘆させた『サスペリア PART2』、華麗なる流血表現でカルト的人気を誇る『オペラ座 血の喝采』といった作品を通して、<ダリオ・アルジェント>が魅せる鮮血の美学の核心に迫る内容となっています。
イタリアから生まれたジャンル「ジャッロ」の入門特集も掲載されており、『サスペリア』に人生を変えられるほどの影響を受けたと公言する小説家<吉本ばなな>のインタビューも収録されています。
執筆陣には<伊東美和>、<宇波拓>、<片刃>、<上條葉月>、<児嶋都>、<児玉美月>、<後藤護>、<高橋ヨシキ>、<ナマニク>、<はるひさ>、<ヒロシニコフ>、<真魚八重子>、<森本在臣>、<山崎圭司>が名を連ねています。