22日、米連邦準備制度理事会(FRB)は金融政策を協議する連邦公開市場委員会(FOMC)で、主要政策金利を(0.25%)引き上げることを決めています。
米中堅銀行のシリコンバレー銀行(SVB)・シグネチャー・バンクなどの破綻や、スイス金融大手クレディ・スイスを巡って信用不安がくすぶる中でも、物価上昇のインフレ抑制を優先しています。2023年末の金利は(5.1%)とし、2022年12月時点の予測を維持しています。
(FRB)は声明で、「銀行システムは健全で強固だ」と強調しつつ「最近の動向は家計や企業を圧迫し、経済活動や雇用、物価の重荷となる」と指摘。一方、物価上昇率を(2%)に戻すため引き締めを続ける考えを示しています。
欧州中央銀行(ECB)は先に(0.5%)の大幅利上げに踏み切っており、米欧中銀は金融安定への自信を示した形の利上げで2022年3月から9会合連続になりました。短期金利の指標フェデラルファンド(FF)レートの誘導目標を(4.75~5%)とします。市場の不安に景気を冷やす利上げ継続が追い打ちとなり、景気悪化懸念が強まる可能性があります。
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