続くのか、銀行破綻
3月
17日
16日の東京株式市場では、取引開始直後から売り注文がふくらみ、日経平均株価は前日の終値に比べて一時600円近く下落しました。
シリコンバレーバンクなど相次ぐアメリカの銀行の破綻にとどまらず、スイスの金融大手にも経営不安が広がったことで、東京市場でも銀行や保険など金融関連の銘柄が中心に売られ、全面安となりました。
その後、クレディ・スイスがスイスの中央銀行から最大で日本円で500億スイスフラン(7兆1000億円)を調達すると発表し、日経平均株価の下げ幅は縮まったものの、調達金額で足りるのか今後の見通しは不透明のようです。
さらに昨夜には欧州中央銀行(ECB)の理事会が、インフレ抑制優先で(0.5%)の金利値上げとし主要政策金利は(3.5%)を決定しており、金融不安に対する認識や利上げの方針後も気になる流れです。