今年の読書(58)『ぼくの死体をよろしくたのむ』川上弘美(新潮文庫)
9月
20日
表題からミステリーなのかなと手にしました<川上弘美>の『ぼくの死体をよろしくたのむ』は、2017年(平成29年)3月に単行本が刊行され、2022年(令和4年)9月1日に文庫本が発売されています。全18篇の独立した短編が収められていますが、一部つながる物語が意外な展開で楽しめました。
どの短編も、タイトルからは連想できない内容の思わぬ展開が楽しめる作品で、恋愛小説からSFまで、ジャンル分け不能な、奇妙で奇想天外的な18の短編の解説はとてもできそうにありません。
時間軸を考えた背景を感じさせながら、非日常的で登場人物たちの年齢にはあまり意味がない印象が、妙に残りました。
どの短編も、タイトルからは連想できない内容の思わぬ展開が楽しめる作品で、恋愛小説からSFまで、ジャンル分け不能な、奇妙で奇想天外的な18の短編の解説はとてもできそうにありません。
時間軸を考えた背景を感じさせながら、非日常的で登場人物たちの年齢にはあまり意味がない印象が、妙に残りました。