12日、米労働省が発表した2021年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比(7.0%)上昇しています。伸びは前月の(6.8%)から一段と加速し、1982年6月以来39年6カ月ぶりの高水準となりました。
米経済が新型コロナウイルス危機から堅調な回復を遂げる中、インフレ率の高止まりが長期化する懸念が強まっています。
変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数も(5.5%)上昇(前月4.9%上昇)と、91年2月以来の大きな伸びになっています。価格上昇が幅広い項目に及んでいることが表れています。
米国のインフレ率は(FRB)が目標とする(2%)を大幅に超えており、<パウエル>(FRB)議長は11日に上院銀行委員会で開かれた議長再任指名に関する公聴会で、高インフレが「定着」しないよう手段を尽くす姿勢を表明しています。短期金融市場では、約85%の確率で(FRB)が3月までに利上げに踏み切るとの見方のほか、今年は少なくとも3回の25ベーシスポイント(bp)の利上げが実施されるとの見方が織り込まれています。
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