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- ファルコン植物記(2031)八重咲きの【ニワザクラ】
植木鉢に花を咲かせた枝を刺したような形で花を咲かせている【ニワザクラ「庭桜)】を見かけました。
「ニワザクラ」は、中国原産のバラ科ニワザクラ属の落葉低木で、高さ1~1.5メートルぐらいにしか成長しませんので、株は大きくならず狭いところでも栽培が可能です。開花時期は、 3月 末~4月20頃です。
「ニワウメ」の変種とされていますが、花が「ニワウメ」よりやや大きく、一般には八重咲きの淡紅色の品種が多いようです。通常、八重咲きの品種を「庭桜」といい、一重咲きのものは「一重庭桜(ひとえのにわざくら)」と呼び分けています。
葉は長い楕円形ないし披針形で、互い違いに生える(互生)で、 葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)があります。
日本へは古い時代に渡来しており、古名を「はねず」といい、万葉集にも詠まれています。
「夏まけて 咲きたるはねず ひさかたの 雨うち降らば 移ろひなむか」 <大伴家持>
「思はじと 言ひてしものを はねず色の うつろひやすき 我が心かも」 <大伴坂上郎女>
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