<フェルメール>「取り持ち女」@上野の森美術館
9月
10日
ドイツ・ドレスデン国立古典絵画館の所蔵で、日本初公開。世界に35点前後しかない希少な<フェルメール>の現存作のうち、国内展最多の9点が東京に集まることになります。
「取り持ち女」は1656年、20代前半の<フェルメール>が娼家(しょうか)を舞台に人間模様を描いた最初期の風俗画。新約聖書の教訓的なたとえ話「放蕩(ほうとう)息子」にちなんだ宗教的な画題でもあり、若きフェルメールが風俗画家として独自の境地に至る前の、過渡的な重要作とされる。
なおこの展覧会は「日時指定入場制」で、「取り持ち女」は、来年1月9日から会期末(同2月3日)までの期間限定展示となります。