< ヨハネス・フェルメール「取り持ち女」(画像:ドレスデン国立古典絵画館) >
上野の森美術館(東京都台東区)で10月5日に開幕(会期2019年2月3日まで)する産経新聞創刊85周年・フジテレビ開局60周年記念事業「フェルメール展」に、17世紀のオランダ絵画黄金期の画家<ヨハネス・フェルメール>が描いた「取り持ち女」を追加出展すると発表されています。
ドイツ・ドレスデン国立古典絵画館の所蔵で、日本初公開。世界に35点前後しかない希少な<フェルメール>の現存作のうち、国内展最多の9点が東京に集まることになります。
「取り持ち女」は1656年、20代前半の<フェルメール>が娼家(しょうか)を舞台に人間模様を描いた最初期の風俗画。新約聖書の教訓的なたとえ話「放蕩(ほうとう)息子」にちなんだ宗教的な画題でもあり、若きフェルメールが風俗画家として独自の境地に至る前の、過渡的な重要作とされる。
なおこの展覧会は「日時指定入場制」で、「取り持ち女」は、来年1月9日から会期末(同2月3日)までの期間限定展示となります。
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