神戸：ファルコンの散歩メモ

市立墓園で初となる合葬式墓地「鵯越合葬墓」（神戸市北区山田町下谷上）の申し込み受け付け（７月１９日～８月１０日）が、予定数（５６０体）の５倍を超える３１６９体だったことが発表されています。うち生前申し込みが１７７４体と約６割を占めました。市は想定以上のニーズがあったとして、抽選せず、全員に使用許可を出すことを決めています

１０年ほど前から関西で広がり始めた自治体の合葬式墓地。「鵯越合葬墓」は県内で４市目となります。個別の墓石はなく、六甲の山並みやポートタワーをイメージしたモニュメントの下に、遺骨を骨袋に納めて埋蔵する「合葬施設」（１万体埋蔵）と骨つぼのまま１０年間保管する「個別安置施設」（１６００体収蔵）があります。

特筆すべきは安価な費用。通常の墓の場合、墓石を含め当初費用で約２００万円、その後の管理で年数千円から１万円程度かかりますが、「鵯越合葬墓」の場合、１体当たり、合葬施設が５万円、個別安置施設は１０万円、記名板は希望者のみで３万円となっています。