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水道水から放射性物質の報道について

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東京都は東京都の葛飾区の金町浄水場から
厚生労働省の暫定基準値の乳幼児に対する
基準値100ベクレル(1Lあたり)を超える放射性物質を検出したと
23日、発表した。
このため、東京23区、武蔵市、町田市、多磨市、稲城市、三鷹市に対し、
1歳未満の乳幼児に対する水道水の飲用を控えるように発表した。
尚、都では長期間の飲料ではない限り、
健康への被害はほとんど考えられないものであるとしている。

このニュースに東京の店頭から飲料水が消えました。
僅か200ベクレル(1Lあたり)で飲料水の奪い合いが起きています。
野菜もしかりです。出荷制限の影響もあり
福島・茨城県産の野菜は売れなくなりました。

放射性ヨー素131は医療にも使われている核種(放射性物質)です。
つい2年前まで
小児にもこの核種を使って神経芽細胞腫の検査が行われていました。
(今でも発売されていますが、
より半減期の短い(13時間で半分)放射化ヨー素123の検査薬を使っても
保険請求が出来るようになりました。)

この検査薬を使って小児に神経芽細胞腫の検査をする場合
放射性ヨー素131(8日で半分)を投与する量は
メガ(100万)ベクレルオーダーです。
20MBq(メガベクレル)の注射液を静脈から投与するとすると
今回、水道水で検出された200ベクレル(1Lあたり)の10万倍の量です。
検査前と検査後にヨウ化カリウム錠などを服用して甲状腺ブロックをしますが、
この検査で小児の甲状腺がんになったという話を聞いたことがありません。
被曝と患者利益は常に患者利益が優先され
患者利益にならない検査が行われることはありません。
20M(20,000,000)ベクレルの放射性ヨー素131を
体内に投与しても安全なのです。

放射化ヨー素131の基準値を超える飲料水を何リットルも
毎日毎日1年近く飲み続けても
甲状腺がんになる確率は0.1%上がるか上がらないかです。
大人はほとんど影響がないに等しいものです。
スーパーで飲料水を大量に買占めをしていた大人の中には
タバコを吸う人もいるでしょう。
極々微量の放射化ヨー素131よりも
ニコチンやタールの方が発がんの確立を飛躍的に高めます。

葉物野菜を中国から輸入する動きが広がっていますが
極々微量の放射化ヨー素131よりも
(多少偏見があるかも知れませんが)
輸入された野菜に残留する農薬の方がはるかに危険ではないでしょうか。

危険回避に過剰になり過ぎる行政の対応にも
不安感を煽る報道にも問題があると思います。

皆さま、冷静な対応をお願いいたします。
#政治 #歴史 #環境 #社会 #経済

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