前回訪問した時にも、運が悪いのか<康江>ママさんはお店に出ておられず、今宵もまた、お休みのようでした。
別段ママさんの顔を見たいわけでもありませんが、お休みの日ばかりが続きますと、やはり残念です。
元気な<ミキティー>が頑張っていますので、お店はいつも通りの雰囲気でした。
カウンターに並べられている大鉢の「おばんざい」から、「厚揚げのたいたん」と「マカロニサラダ」を選び、キリンビールのお伴です。
新しい歌謡曲は全く分かりませんが、お客さんが唄われる曲は懐かしいメロディーばかりで、モニターの歌詞を目で追いながら楽しんでおりました。
33歳の独身OLとして、会社でふがいない部下を持ちストレスが溜まる<吉田江利>は、大学時代からの友人<友美>が出演するという落語の発表会を観に行きます。
それぞれの職業を持ちながら落語に打ちこんでいる人たちと打ち上げを楽しんでいるうちに、<江利>も落語に興味を持ち、主催者である<楽笑>の教室に通い落語にのめり込んでゆく姿が、<江利>の家族問題や<友美>の恋愛問題を絡めながら描かれています。
人情落語の面白さを、現実の生活と比べながら、またそれぞれの登場者たちの人生観も描かれており、人生訓的な要素もたっぷりでした。
文中、誰でもが知っている『寿限無』をはじめ、多くの「噺」が登場、また落語家達の特徴も良く描かれており、落語の「粋」を感じさせてくれる一冊でした。
今日25日は、多くの会社では給料日ですが、自営業者にとってはあまり関係ありません。
大将に「給料日ですから、夜の部のお客さん期待できますかねぇ」と聞けば、「水もんですからねぇ」と笑っておられました。
「お昼の定食、今日の25日で25回目になりました」と言えば、「それは幸先いい、ゲンかつぎになりました」と喜んでおられました。
本日の「お昼の定食」(600円)は、<鰹と鮪の刺身・野菜の煮付け・出汁巻き・平てん・ブリの照り焼き。肉と野菜炒め・胡麻豆腐>でした。
暑いこの時期でも、大将の種類の多いおかずは、いつも美味しくいただけますので助かります。
日常的に「ハエ」と呼び習わしていますが、厳密にいえば、ハエ目(双翅目)に属する昆虫のうち、ハエ亜目(短角亜目)環縫短角群ハエ下目に属する種を指し、日本では60科約3000種が分類されています。
白い壁だけに、黒色の「ハエ」が目につきました。
形状からヤドリバエ(寄生蠅)科だと同定でき、毛が生えている状況から<ハリバエ>の一種だとまでは分類できるのですが、種の確定までは無理でした。
腹部の鋭い毛や、複眼の間にまで毛が生えており、 正に「針」というイメージが伝わります。
「ヤドリバエ(寄生蠅)科」の幼虫は、その名の通り他の昆虫などに捕食寄生して大きくなります。
「ノイエバエ」 のように、衛生面で嫌われる「ハエ」も多いですが、 「ミドリバエ」 のようにきれいな体色の「ハエ」達もいますので、これまた面白い観察ができる「ハエ」の世界です。
兵庫区のとある交差点の植え込みに、桃色と白色の高さ2メートルを超える草丈の【タチアオイ(立葵)】が、群生しています。
アオイ科ビロードアオイ属の多年草です。
以前までは中国原産と考えられていましたが、現在ではトルコ原産種と東ヨーロッパ原産種の交配種とされています。
草丈は3メートルにも達し、花は垂直に伸びた花茎の下から上にと順次咲いていきます。
ちょうど梅雨入りの頃に開花して、梅雨が終わる頃に花期を終え、一重咲き・八重咲きもあり、花色も桃色・白色・赤色・紫色・黄色とあり多彩です。
「アオイ(葵)」といえば普通この種を指し、京都で毎年5月15日に開催されます「葵祭り」の「葵」は、江戸徳川家の紋所と知られる「双葉葵」です。
今宵の肴は、夏場らしい【穴子と胡瓜の酢の物】(280円)です。
晩春から夏にかけてが旬の穴子ですが、食べ方も変化に富み、天ぷら・蒲焼・寿司ネタ・八幡巻きなどで美味しくいただけ、まだ食べたことはありませんが、穴子の刺身も人気があるようです。
ウナギと同様に「肝」もおいしく、また「骨せんべい」なども酒の肴としてよく合います。
関東では江戸前として<煮穴子>が有名ですが、関西では瀬戸内海沿岸を中心に<焼き穴子>の有名店が多くあり、「押し寿司」をはじめ「焼き穴子丼」等、よく使われる素材です。
酢の物としてさっぱりとした味わい、暑いこの時期ならではの一品だといえます。
地域により「シラス干し」と呼んでいるかもしれませんが、関西では堅く干し上がったモノを【ちりめんじゃこ】、少し柔らかさが残るモノを「シラス(干し)」と使い分けています。
「鈴ぎん:福寿」は【ちりめんじゃこ】と書いていますが、どちらかといううと「シラス」に近く、柔らかめのジャコです。
「鈴ぎん:福寿」」では、この柔らかめの【ちりめんじゃこ】を使った「おろしちりめん」や、「オニオンスライちりめんがけ」等のメニューがあります。
常連さんの中には、メニューにはありませんが「冷奴」に盛ってもらう方もおられます。
今宵も中途半端に残った【ちりめんじゃこ】のおすそ分けを、<ごうちゃん>からいただきました。
お客さんに多めに入れればいいのにとおもえますが、同じ肴を頼まれた隣客と見比べられたり、次回同じ肴を頼んで少ないなと感じさせるのは、お店にとっていいことではないようです。
「太麺堂々:野菜チャンポン」のリニューアル発売と同時に、6月3日(月)に全国発売された【太麺堂々:コク旨しょうゆ】(98円)です。
麺は「太麺」というだけあって普通麺の2倍近い太さがあり、もちもちとした感触が残るストレート麺です。
麺が太めですので<ねぎ・ほうれんそう・ナルト>のかやくを入れて、熱湯で4分間待ちました。
カップの蓋の上で温めた<液体スープ>を入れよくかき回して、いただきました。
しょうゆということで、鶏ガラベースの透明感のあるスープだとおもっていたのですが、味噌ラーメンかなとおもわせる濃厚な色合いで、ポークの味を効かせた豚骨系の風味です。
乾燥野菜の<ほうれん草>の存在感はあまりありませんでしたが、別添の青海苔2枚は、口直しに楽しめるかやくでした。
童謡『赤とんぼ』の中に出てくる三木露風の歌詞ではありませんが、竿の先ならぬ棒の先にとまっている【シオヤトンボ(塩屋蜻蛉)】です。
トンボのなかでは春一番に活動を開始する【シオヤトンボ】は、夏ごろまでよく目にするのですが、写真を撮るのは一苦労です。
トンボ目トンボ科シオカラトンボ属の昆虫として、「シオカラトンボ」の仲間です。
オスは成熟しますと青白い粉で腹部が覆われ、メスは黄色いままの体色です。
体長は、 「アキアカネ(赤とんぼ)」 とほぼ同じで体長40~50ミリ前後の大きさです。
「シオカラトンボ」 も腹部は青白い粉で覆われていますが、腹部の約3分の1の先端が黒く成っていますので、見分けはすぐにつきます。
一般的な【アカンサス】は、もう少し長い花穂だとの印象があるのですが、数段しか花が付いておらず、矮性らしき改良品種かもしれません。
キツネノゴマ科ハアザミ属に分類され、属には約20数種の植物が分類され、原産地は地中海沿岸、日本には明治末期頃に渡来しています。
葉の形が「アザミ」に似ていますので、別名「ハアザミ(葉薊)」とも呼ばれ、古代ギリシャ以来建築物や内装などの装飾のモチーフとして用いられてきており、特にギリシャ建築のコリント式は、【アカンサス】を意匠化した柱頭で有名で、またギリシャの国花です。
花期は6~9月、花は上部に赤紫色の庇のような<蕚>を付け、下部に棘の生えた顎のような<苞>があり、その間から白~淡桃色の花弁を舌のように出しています。
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