33歳の独身OLとして、会社でふがいない部下を持ちストレスが溜まる<吉田江利>は、大学時代からの友人<友美>が出演するという落語の発表会を観に行きます。 それぞれの職業を持ちながら落語に打ちこんでいる人たちと打ち上げを楽しんでいるうちに、<江利>も落語に興味を持ち、主催者である<楽笑>の教室に通い落語にのめり込んでゆく姿が、<江利>の家族問題や<友美>の恋愛問題を絡めながら描かれています。 人情落語の面白さを、現実の生活と比べながら、またそれぞれの登場者たちの人生観も描かれており、人生訓的な要素もたっぷりでした。 文中、誰でもが知っている『寿限無』をはじめ、多くの「噺」が登場、また落語家達の特徴も良く描かれており、落語の「粋」を感じさせてくれる一冊でした。
投稿日 2013-06-26 02:19
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投稿日 2013-06-26 15:15
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投稿日 2013-06-26 07:03
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投稿日 2013-06-26 16:11
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