先週末は、洲本市にての用事で淡路島に出向きました。
帰りがけに「淡路サービスエリア」のレストラン「ROYAL」で、「淡路玉ねぎカレー」(1000円) を食べてきました。
ご当地唯一の地ビールとして 「あわぢびーる」(525円) も味わい、<レトルトカレー>シリーズにと購入したのが【淡路島 玉ねぎカレー】(472円)です。
熱湯で温め、パウチを開封してお皿に盛りました。
粘り気のあるカレールーですが、食用油脂が多いのか分離してルーの周りに滲み出ています。
淡路牛ではなく「国産牛」を使用ですが、そこそこの量があり、サイコロ切りのジャガイモが目立ち、玉ねぎはソテーされてルーに溶け込んでおり、姿自体は分かりませんでした。
「辛口」表示ですが、隠し味の<チャツネ・リンゴペースト>が効いているのか、やや甘味感が残る味わいでした。
先程紹介した 「コホウネ(河骨)」 の黄色い花が右上に映っていますが、その横の葉に【オオシオカラトンボ(大塩辛蜻蛉)】がとまっていました。
トンボ目トンボ科シオカラトンボ属に分類され、日本国内では 「シオヤトンボ(日本固有亜種)」 ・ 「シオカラトンボ」 を含めて9種が生息しています。
<オス>は「シオカラトンボ」と同様に、成熟しますと胸部から腹部前部にかけて灰白色になりますが、写真は背面が黄色くて<メス>です。
「シオカラトンボ」とよく似ていますが体長50~60ミリと少し大きく、「シオカラトンボ」の複眼は<オス>が「水色」・<メス>が「緑色」ですが、本種は黒褐色をしており、また「シオカラトンボ」は胸部から下が急に細くなりますが、本種は尾の先までほぼ同じ太さです。
<メス>は<本土型・琉球列島型・八重山型>と顕著な特徴があり、本土型は写真のように腹部第7~10節が黒色をしています。
浅い池や沼地に自生する【コウホネ(河骨)】は、スイレン科コウホネ属の水生の多年草で、日本では4種ほどといくつかの変種が確認されています。
学名は「Nuphar juponicom」で、日本・朝鮮半島に分布しており、根茎が骨のように見えるところから「コウホネ(河骨・川骨)」と名付けられています。
葉は水中葉と水上葉があり、いずれも長い葉柄と 「スイレン」 の葉に似た切れ込みのある細長い形状をしており、冬季には水中葉のみを残して越冬します。
花期は6~9月頃で、長い花茎の先端に花径4センチばかりの黄色い花をひとつだけ咲かせます。
光り輝く黄金色で、外側の5枚の花弁状のモノは<蕚>で、その内側に多数あるリボン状のモノが花弁にあたり、中心部に雌しべが、その周りを囲むように多数の雄しべが取り囲んでいます。
今宵の酒の肴は、「さんまの塩焼」(280円)です。
秋の味覚を代表する料理ですが、値段的に新ものではなく冷凍物だとおもいますが、さんま好きとしては注文せざるを得ません。
「さんま」は、古くは「サイラ(佐伊羅魚)」・「さまな(狭真魚)」・「さんま(青串魚)」などと表記されていました。
夏目漱石の『吾輩は猫である』の中では、「三馬(さんま)」と表され、現在一般的に使用されている<秋刀魚>は、佐藤春夫の詩『秋刀魚の詩』が発表された1922(大正10)年以降と、比較的新しい表記です。
「さんま」は、餌を食べて排出するまでの時間が30分程度と短く、内臓にエグミがありませんので、ハラワタまで美味しくいただけます。
「さつまどり」という名前で何種類かあるサブレのなかから、【知覧茶サブレ】をいただきました。
製造メーカーは<風月堂>とあり、1919(大正8)年創業と袋に印刷されています。
神戸元町にも<神戸風月堂>がありますが、こちらは1897(明治30)年の創業で、<風月堂>は鹿児島市に本社があり、別会社のようです。
知覧といえば、太平洋戦争時代の特攻隊の空港のあった町としての印象が強く、「知覧特攻平和会館」がありますが、「知覧茶」も日本有数の緑茶生産地として知られています。
隠し味に<アーモンド>や<ラム酒>が使われており、抹茶の味がよく出ていましたが、食べた後に口の中に甘味が残る感触が気になりました。
マンションの1階で営業を始められ、今年で10年目を迎えられます【一力(いちりき)】さんです。
喫茶店の屋号らしくありませんが、祖母が営んでおられた割烹の名称を引き継がれています。
このお店はなんといっても、店内の中央に置かれた畳一枚分の上下二段の大水槽です。
優雅に泳いでいるのは、マスターが稚魚から育てられている「シルバーアロナワ」や赤色の「アジアアロナワ」が主体で、黒色の縦じま模様が目立つ「ダトニオイデス」などが混泳しています。
本日は、ゆったりとした店内で「日替り弁当」(850円)です。
食後に<コーヒーとデザート>があり、「アイスコーヒー」は(50円)増しです。
メインのおかずは、付け合わせのサラダもたっぷりな<冷シャブ>でした。
しっかりとおかずの種類も充実しており、<ポテトサラダ・エリンギの炒め物・茹で卵・人参と蒟蒻煮・ゴーヤのかき揚げ>が所狭しと詰められ、美味しくいただいてきました。
洲本市から帰宅の際、淡路産の玉ねぎ一個を丸っぽ使用した 「淡路玉ねぎカレー」 を淡路サービスエリアの「ROYAL」で食べました。
隣の食堂が<カレーフェアー>を行っており、【金沢風カツカレー】というメニューが目に付き、「金沢風」の意味が分からず、<カレー>好きとして調べてみました。
30年以上前から金沢市を中心に提供されている<カレー>のようで、一般的に「金沢カレー」の名称が使用され始めたのは2006年頃からのようです。
特徴としては、「ルーは濃厚でとろっとしている」・「付け合わせはキャベツの千切り」・「ステンレスのお皿に盛られている」・「フォークまたは先割れスプーンで食べる」・「白いご飯が見えないようにルーをかける」などが挙げられています。
写真の【金沢風カツカレー】、確かに濃厚そうなルーで、キャベツの千切りが添えられており、ご飯も見えていません。
あえて指摘するほど独創的でもないようですが、ご当地グルメが流行りとしては、時代の風潮に乗らざるを得ないようです。
世界的に見て、【アブラゼミ(油蝉)】の不透明な褐色の翅は珍しい部類に入ります。
黒い体色と褐色の翅が、とまっている樹皮の色合いと同じで擬態色になり、鳥などの外敵から見つかりにくくしています。
カメムシ目(半翅目)ヨコバイ亜目セミ科アブラムシ属に分類される大型の蝉で、メスの方がオスよりわずかに体長が長くなります。
成虫は、サクラ・ナシ・リンゴなどのバラ科の樹木に多く見受けられ、成虫も幼虫もこれらの木の幹や枝に<口吻>を突き刺して樹液を吸います。
写真の【アブラゼミ】がとまっている木は「サトザクラ」の枝で、<口吻>を突き刺しているところが見て取れます。
以前には、 赤色の「アメリカノウゼンカズラ」 を紹介していますが、今回ようやく黄色の花を見つけ出せました。
ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属に分類されており、 「ノウゼンカズラ」 は中国原産ですが、「アメリカノウゼンカズラ」は名称通り北アメリカ原産です。
花序は「ノウゼンカズラ」のように長くならず、一カ所に花が集まって咲きます。
花冠は花径約4センチと「ノウゼンカズラ」に比べて小さく、基部の筒の長さは6センチ程度でラッパ状に開き、5浅裂した花姿です。
庭の垣根や他の樹木に気根(空気中の根)を出して絡みつきながら成長しますので、手入れしずらい植物のひとつです。
木造の鄙びたアパートを舞台にした小説は、色々な人間関係が描かれやすいのか、 『れんげ荘』(群ようこ) や 『妖怪アパートの優雅な日常』(香月日輪) などが思い浮かびます。
とある高台に建つ木造アパート「てふてふ荘」は、2DKの間取りで敷金・礼金なし、家賃は13000円です。
破格の条件の裏側には、6室のそれぞれにいわれのある<幽霊>達が住んでいることです。
6室に住む住居人のそれぞれの生活が描かれ、幽霊たちとの会話により、人生に対して前向きになっていく6人の住居人達の姿が描かれ、自縛霊としての幽霊たちは、同居人と心を通い合わせて体が触れることにより成仏してゆきます。
最後にはこの「てふてふ荘」の名付けられた意味が解き明かされていきますが、これは種明かしになりますので書けません。
哀愁を感じるとともにユーモアもあり、ほのぼのとした心情にさせてくれる、一冊でした。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ