日経平均株価(11月13日)終値3万8721円66銭
11月
13日
13日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、午前終値は前日比422円65銭(1.07%)安の3万8953円44銭でした。取引時間中としては1週間ぶりに節目の3万9000円を割り込んでいます。
前日の欧米株安の流れを引き継ぎ、幅広い銘柄に売りが出ています。米大統領選で勝利した<トランプ>次期政権の経済政策による米経済の活性化を織り込む「トランプ・トレード」の動きが一巡したとの見方も出ており、短期筋が株価指数先物に断続的に売りが出ています。
12日の米株式市場ではダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反落するなど、主要3指数がそろって下落でした。ダウ平均株価は前の日まで連日で最高値を更新しており、市場では「トランプ・トレード」の動きが一服したと受け止められ、短期的な過熱感を意識した売りが出やすくなっています。12日は欧州株式市場でもドイツやロンドンの株価指数が大幅安となり、きょうの東京市場でも投資家心理の重荷になりました。
「トランプ・トレード」は短期筋による先物主導の上昇だったとみられるだけに、いったん株価が下落すると、売りが売りを呼ぶ展開となり、下げ幅が大きくなりやすく、トランプ次期米政権の人事をめぐり、主要ポストに対中強硬派の名が相次いでいることも株売りを促しています。
終値は、前日比654円43銭(1・66%)安の3万8721円66銭で終えています。