『痴人の愛』@<井土紀州>監督
11月
24日
<木村恵吾>(1949年・1960年)や<増村保造>(1967年)など、これまでにも多くの映画人の手により映像化されてきました<谷崎潤一郎>の小説『痴人の愛』を、同じ<谷崎潤一郎>原作の『卍(MANJI)』も手がけた<井土紀州>監督が映画化した『痴人の愛』が、2024年11月29日より公開されます。
シナリオコンクールの受賞歴はあるものの、いまだプロデビューできずにいる脚本家志望の男「河合譲治」は、ある日、寂れたバーで美しい女性「ナオミ」と出会います。「ナオミ」は、店で働きながら俳優を目指しているといいます。別の日、「譲治」は、シナリオ講座の講師から、<谷崎潤一郎>の『痴人の愛』を原作とした映画の脚本を、自分の代わりに書いてみないかと誘われます。
「譲治」は今度こそ成功してみせると意気込みますが、脚本執筆に苦戦します。そんななか、「譲治」は「ナオミ」と再会し、2人は急速に距離を縮めていきます。
「譲治」役は、『赤目四十八瀧心中未遂』・『キャタピラー』などの<大西信満>。タレント、俳優、グラビアなど幅広く活動してきた<奈月セナ>が、「譲治」の運命の女となる「ナオミ」を演じ、脚本は『卍』・『ゴミ屑と花』の<小谷香織>が担当しています。