『取り残された人々 日本におけるシングルマザーの苦境』@<ライオーン・マカボイ>監督
11月
6日
オーストラリア出身で日本在住の監督<ライオーン・マカボイ>が、日本のシングルマザーを取り巻く知られざる現実に迫ったドキュメンタリー『取り残された人々 日本におけるシングルマザーの苦境』は、横浜国際映画祭にノミネートされ、宮古島チャリティー国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞。 多くの映画祭で注目を集めましたが、2024年11月9日より公開されます。
世界第3位の経済大国でありながら、子どもの7人に1人が貧困状態にある日本です。しかしほとんどの国民が、その現実を実感できずにいます。
戦後、短期間で経済の急成長を遂げた日本だからこそ起きてしまった〈隠された貧困〉をテーマに、これまであまり取りあげられることのなかったシングルマザーの苦悩を取材。日本の隠された実態を、社会、文化、歴史などさまざまな角度から深く掘り下げ、不平等な社会背景の原因をひもといていきます。
「かわいそう」と同情してもらうために作られた作品ではなく、真実を正確に知ってもらうことを目的としています。今後どのように変わることができるのか、あなたの心に訴えかけ、世界に現状を伝えることで国家のあり方や社会的な支援のあり方、教育そのものを見つめ直す切っ掛けになることを願っています。
誰もが直面するかもしれない現実であり、現代、次世代を担う女性たちが「母として人として幸福に生きる」ことを学ぶ教材としても、多くの大学などから上映と講演の依頼が来るほど注目を集めている作品です。