ダウ平均株価(11月4日)終値4万1794ドル60セント
11月
5日
米国で「デイライト・セービング・タイム」と呼ばれる夏時間が終了し、現地時間3日午前2時、時刻が1時間戻されて標準時間に切り替わっていますので、「ダウ平均株価」の報告も、本日より日本時間で1時間遅くなりました。
4日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落して始まりました。5日投開票の米大統領・議会選挙が近づき、ハイテクを含む主力株の一角に利益確定や持ち高調整の売りが出ています。
米大統領選の世論調査では与野党候補の支持率が依然として拮抗し、接戦で結果判明に時間がかかる可能性が意識されています。政権運営や政策の実現度合いを左右する議会選の結果を見極めたい参加者も多く、ダウ平均株価など主要株価指数が依然として高値圏で推移していることも、買い手控えにつながっています。
一方、賭けサイトでは民主党の<ハリス副大統領>の当選を織り込む確率が回復しており、<トランプ前大統領>政権でのインフレ再加速や大幅な財政悪化を見越したドル買いや米国債売りの持ち高を巻き戻す動きがみられます。米長期金利は(4.2%台後半)に低下(債券価格は上昇)し、前週末終値(4.38%)を下回っています。
米原油先物相場の上昇も株価の重荷となっています。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」が3日に12月の開始を計画していた自主減産の縮小を1カ月延期しています。中東情勢悪化への警戒感もくすぶり、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)12月物は(2%あまり)上昇しています。
1日夕にS&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズがダウ平均株価30種の構成銘柄に「エヌビディア」と塗料メーカーの「シャーウィン・ウィリアムズ」を加え、「インテル」と「ダウ」を除外すると発表しました。「インテル」と「ダウ」が売られている一方、「エヌビディア」は(1%あまり)上昇し、「シャーウィン・ウィリアムズ」も大幅高となっています。
ダウ平均株価は、前日比257ドル59セント(0.61%)安の4万1794ドル60セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比59.93ポイント(0.33%)安の1万8179.98でした。
S&P500種株価指数は、前日比16.11ポイント (0.28%)安の5712.69でした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比59.93ポイント(0.33%)安の1万8179.98でした。
S&P500種株価指数は、前日比16.11ポイント (0.28%)安の5712.69でした。