マイアミを舞台に自分の居場所とアイデンティティを模索する少年の成長を、少年期、ティーンエイジャー期、成人期の3つの時代構成で描き、第89回アカデミー賞で作品賞ほか、脚色賞、助演男優賞の3部門を受賞した『ムーンライト』が、2017年3月31日より全国で公開されます。
マイアミの貧困地域で暮らす内気な少年「シャロン」は、学校では「リトル(チビ)」と呼ばれていじめられ、家庭では麻薬常習者の母親「ポーラ」から育児放棄されていました。そんな「シャロン」に優しく接してくれるのは、近所に住む麻薬ディーラーの「フアン」夫妻と、唯一の男友達である「ケヴィン」だけでした。
やがて「シャロン」は、「ケヴィン」に対して友情以上の思いを抱くようになりますが、自分が暮らすコミュニティではこの感情が決して受け入れてもらえないことに気づき、誰にも思いを打ち明けられずにいました。そんな中、ある事件が起こります。
母親「ポーラ」役に『007』シリーズの<ナオミ・ハリス>、麻薬ディーラーの「フアン」役にテレビドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』の<マハーシャラ・アリ>。監督は、本作が長編2作目となる<バリー・ジェンキンス>が務めています。
著者には、警視庁勤務の経歴を生かした著作が多く、公安部の <青山望>、諜報課の <榊冴子>、人事一課の <榎本博史> 世田谷駐在刑事 <小林健> といった個性ある主人公たちを産みだしてきていますが、本書でも<廣瀬知剛>という元公安部警部が活躍します。
福岡から東京への飛行機の中で、元内閣官房長官<新宮啓介>が脳梗塞を発症、急遽川崎殿町の病院に搬送されます。検査の結果、血圧を高めるジギタリスを呑まされたことが判明、病院のリスクマネージメント担当の<廣瀬>は、事件性を察知して、古巣の公安部に連絡、閑職に追いやられている元部下の<秋本>を調査担当者として推薦、事件の究明に乗り出します。
また勤務している病院では、ヤクザ絡みの対処、勤務医によるパワハラ・セクハラ問題の解決と忙しく立ち回りながら、川崎殿町病院理事長の<住吉幸之助>の右腕としての活躍が楽しめます。
患者の生命と病院内の平和を守る<廣瀬>の活躍が、今後もシリーズとして期待できそうな新しい主人公の誕生です。
製菓会社「UHA味覚糖」(大阪市)が3月27日(月)、神戸市消防局とコラボ開発した新商品「救塩隊キャンディ」を発売します。
神戸市消防局によると、熱中症による救急搬送事案は毎年、6月中旬の梅雨の時期から夏の終わりにかけて多く発生しており、屋外に限らず屋内でも多く発生している。神戸市内でも増加傾向にある救急出動件数への対応策の一つとして、熱中症への注意喚起には毎年力を入れているという。
効果的な広報を実現するために、企業と連携したコラボレーション商品による情報発信など、さまざまな取り組みを進めている同局では今回、商品パッケージに熱中症への注意喚起などを掲載した「救塩隊キャンディ」の企画開発に携わった。コラボ企画の実施に当たり、消防局側の費用負担は一切ありません。
「同商品がスーパーやコンビニなどに広く並ぶことで、商品を通じて消防局からの情報を多くの人に届けることができる」と同局。キャンディの包装シートには救急に関するクイズを印刷し、熱中症だけでなく救急業務全般に関心を持ってもらうことで、増加傾向にある救急出動件数の抑制につながることも狙いとしています。
同商品は、兵庫県産レモン果汁と粒塩を配合した「塩レモン味」。塩分を強めに感じる味に仕上げることで、同時に熱中症予防に重要とされる水分の補給を促すのが狙いという。内容量は88グラム。参考小売価格は200円前後。
夏場の建設現場では、塩分補給用に「盛り塩」が置かれていますが、それに代わるものとして活用できそうです。
『ビッグイシュー』 は、ホームレスの社会復帰に貢献することを目指すとする企業であり、またイギリスを発祥に世界で販売されるストリート新聞のことです。
日本では定価350円ですが、そのうち180円が販売者の収入になります。
久しぶりにタイトルの「どこにもない食堂 ―― 誰もがふさわしい場」に魅かれて読んでみました。
ただめし、シェフが日替わり、多彩な性の人々、サインで注文──そんな個性ある食堂が4店舗取り上げられています。
「未来食堂」(東京・神保町)は、カウンター12席だけの日替わり1種だけの定食屋。50分の手伝いで1食分が無料になる「ただめし」券を発行、”誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所”をつくろうとしている。
「コムカフェ(comm cafe)」(大阪・箕面)は、外国人市民が日替わりでシェフとなり、多文化な家庭料理を提供。素の自分でいられて、仲間ができる居場所でもある。
「irodori」(東京・渋谷神宮前)は、LGBTの人たちが働き、多様なセクシュアリティ、年齢、国籍を超えた人々が集まる”アジアンビストロ”。
「サイン・ウイズ・ミー(Sign with Me)」(東京・文京区本郷)は、手話が公用語で、ろう者が接客し、聴者から「ありがとう」と言われる評判のスープ食堂。
どこにもない〝ユートピア〟食堂として、4つの食堂の起業と日々の経営に込められた思いが描かれています。。
海外の世界遺産を紹介する「海外の世界遺産シリーズ 第4集」として2年前の2015年3月26日に発行されています5種類「(1)カナディアン・ロッキー山脈自然公園群 (2)イスタンブール歴史地域 (3) ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群 (4)プラハ歴史地区 (5)ハロン湾 」のひとつです。
オフセット5色刷り、切手デザイナー<貝淵純子>の図案です。
「ストンヘンジ」は、円陣状に並んだ直立巨石とそれを囲む土塁からなり、世界で最も有名な先史時代の遺跡である。考古学者はこの直立巨石が紀元前2500年から紀元前2000年の間に立てられたと考えている。そして、それを囲む土塁と堀は紀元前3100年頃まで遡るという。
馬蹄形に配置された高さ7mほどの巨大な門の形の組石(トリリトン)5組を中心に、直径約100mの円形に高さ4-5mの30個の立石(メンヒル)が配置されている。夏至の日に、ヒール・ストーンと呼ばれる高さ6mの玄武岩と、中心にある祭壇石を結ぶ直線上に太陽が昇ることから、設計者には天文学の高い知識があったのではないかと考えられている。また、当時としては高度な技術が使われており、倒れないよう安定させるため石と石の間には凹凸がある。
遺跡の目的については、太陽崇拝の祭祀場、古代の天文台、ケルト民族のドルイド教徒の礼拝堂など、さまざまな説が唱えられているが、未だ結論は出ていません。
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